土用の丑の日には、うなぎを食べよう!
ということに世間ではなっていますが、じつは「土用の丑の日」の意味も、なぜうなぎを食べるのかも知らない、という方は少なくありませんよね。
ということで、今回は「土用の丑の日」について解説していきます。
この記事の目次
「土用の丑の日」の意味?
「土用の丑に日」の意味はじつは簡単で、立秋の前の丑の日、ということなのです。
順番に解説していきます。
土用って何?
土用というのは、日本にある4つの節目の直前の、18日間のことを言います。
現在は、一般的に立秋の前の土用のみを、「土用」ということが多くなってきました。
丑の日って何?
丑(うし)は十二支の中の一つです。
十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12ですよね。
十二支は年ごとに順番にめぐってきますが、日ごとにもめぐってきます。
土用の丑の日とは。
つまり、「土用」の「丑」の日とは、特に、立秋の前の丑の日ということになります。
2016年の夏の土用の丑の日は?
2016年(平成28年)の立秋の前の丑の日は、7月30日(土)です。
土用の丑の日とうなぎの由来
では、なぜ土用の丑の日にうなぎを食べることになったのでしょう。
きっかけは…
その昔、幕末のころ、平賀源内(ひらがげんない)という万能学者として有名な方がいらっしゃいました。
近所にうなぎ屋さんがあったのですが、「夏になると、うなぎが売れない」ということで、平賀源内さんは、うなぎ屋さんから相談を持ちかけられました。
考えた平賀源内さんが、店の前に「本日、土用丑の日」と書いた張り紙を貼ったところ、その日のうなぎ屋さんは大繁盛だった、とか。
丑の日とうなぎの関係
なぜ平賀源内さんは、丑の日とうなぎをくっ付けたのかというと、丑の日もうなぎも「う」で始まるから、というのがその理由です。
冗談のような話しですが、昔から「うの付く日」に「うのつく食べもの」を食べると病気にならない、という言い伝えがあり、うなぎもこれに当てはまった、ということです。
まとめ
土用の丑の日の意味と、その日にうなぎを食べるようになった、一般的な説をご紹介しましたが、いかがでしたか。
平賀源内さんの一件で始まった(かもしれない)とはいえ、夏の暑い日にうなぎを食べることが定着したのは、やはりうなぎの栄養価の高さからではないでしょうか。
それに、うなぎっておいしいですよね。
土用の丑の日には、おいしいうなぎをぜひ召し上がってくださいね ^^)