子供の学力はどうすれば伸びるのか、とお考えの親御さんは多いですよね。
一見、関係のなさそうな、部屋の片付けと子供の学力に、関係があるとしたらどうでしょう。
子どもが部屋をきれいに片付けない、とお悩みの方は多いと思いますが、部屋は少々散らかっているほうが、子どもの学力が伸びる!、としたら?
今回は、子どもの学力を伸ばす方法や環境についてご紹介します。
子供の学力を伸ばす部屋!?
「子どもは過剰な物に反応する」とおっしゃっているのは家庭教師として2500人以上を難関中学に合格させ、今年の3月にフジテレビの情報番組「ノンストップ!」にも出演された西村則康さんです。
本棚からあふれてしまってる本とか、道具箱からあふれてしまってるものに子供は興味を持つんです。
引用:「断捨離」は子供の意欲向上を妨げる?
いつもスッキリと片付いていて、表に何も出ていないような部屋にいたのでは、刺激が少な過ぎるということのようです。
あなたにも思い当たることがあるのではないでしょうか。
たとえば田舎にある祖父母の家の納屋の中が好きだった、などといったことが。
子供にあまり部屋ことで、神経質にならなくてもいいのかもしれませんね。
実体験で器を育てる
また、子どもの学力を育てるには、入ってくる知識を受け入れる器を育てることが大切です。
器が小さいと知識をたくさん入れようとしても、ちょっと苦しいですね。
その器を育てるのが、日ごろのちょっとした経験です。
例えば、お父さんがホールのケーキを買っってきた。
どうやって分ければ兄弟でけんかが起こらないか、ということをみんなで考えて切った。
なんていう経験があると、その子は分数を習ったときに、理解しやすいかもしれませんね。
たとえばお母さんがパンを作ろうとしたけど、小麦粉がちょっと足りない。
他の材料も同じ割合だけ減らせば、おいしいパンが焼ける、ということがわかった子は、数学の時間に「割合」を習っても戸惑わなくて済むかもしれません。
バーゲンなんかは身近な例でしょう。
欲しかった1万円の服が7割引きで買えるって、いくらになるの?なんて。
実体験ほど、物事を理解する上で、助けてくれる良いものはありませんよね。
虫によく触っていたとか、田んぼが近くにあった、花の蜜を吸った、など自分の手で触れたもの、目で見たもの、聴いたこと、ニオイを嗅いだ、などなどの経験は器を育てる大切な要素です。
解決の喜び
また、家の中のちょっとした工夫や、手作りのものは、子どもに考えること、解決することの喜びを教えるいい機会です。
居間にあって使わなくなった棚が扉をつける事で、下駄箱に変身したとか、サイズが合わなくなったお父さんのズボンが自分のベストになったとか。
ペットボトルを切ったら、花瓶になって、もらったお花が飾れた、とか。
物がすべて揃っていなくても、工夫次第で何かできる、ということが考えられように育つのではないでしょうか。
そういう意味ではお母さんやお父さんが作る料理や、修理された家の備品にはアイデアや工夫が盛りだくさんですよね。
まとめ
いかがでしたか。
子どもの学力を伸ばすためにはいい塾やいい教材を与えればいい、ということだけではないようですね。
たくさんの刺激、たくさんの実体験、たくさんの工夫による解決の喜びを与えられれば与えられるほど、学習を進めていく上においても、問題を解こうという姿勢や、学びたい意欲が自然に身につけるのではないでしょうか。
子どもが部屋を散らかすのも、それなりの意味があるのかもしれませんね。
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