子どもがちっとも勉強しなかったら、イライラしてしまいますよね。
ついつい「宿題しなさい。」「勉強しなさい。」って言ってしまいます。
でも実は、しょっちゅう勉強しなさい、と言われている子どもの成績が悪い、というデータがあるんです。
今回は、子どもが自ら勉強をやる気になる、親の接し方などをご紹介していきます。
この記事の目次
子供が勉強をやる気になるとき
子供にどのように接すれば、やる気を出してくれるのでしょうか、また、やる気をそいでしまう言葉かけがあるのでしょうか。
「勉強しなさい」と言うと
ここに文部科学省が出しているこんなデータがあります。
これは公立学校の6年生の子どもを持つ保護者に対して行われたものです。
このグラフは、日ごろの親の子どもへの接し方と、子どもの学力テストでの正答率の関係を表しています。
出典:http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab200901/detail/1296707.htm
ほとんど毎日、勉強しなさいと言われる子どもは、学力テストにおいての正答率が低いことがわかります。
子どもが勉強しないから、「勉強しなさい」って言うのか、
「勉強しなさい」と言うから、子どもが勉強しなくなるのか?
たまごが先か、ニワトリが先か?
ということになるのかもしれませんが、
このグループにいることは避けたい、ということですよね。
親の意識
それではこのグラフの中で、テストの正答率の高かった子どもの親は、普段どのように子どもに接しているのかも見てみることにしましょう。
①「子どもが小さいころ、絵本の読みきかせをした。」
②「博物館や美術館に連れて行く。」
③「ニュースや新聞記事について子どもと話す。」
④「家には本がたくさんある。(漫画や雑誌を除く)」
⑤「親が言わなくても子どもは自分から勉強する。」
⑥「子どもが英語や外国の文化に触れるように意識している。」
といったところが、あげられます。
⑤番以外は、親が何らかのアクションを子どもに対して起こしていることがわかります。
「子どもは親の背中を見て育つ。」
という言葉を思い出しますね。
知的好奇心は会話から
また内閣府の国民生活白書には「親との会話が多いほど知的好奇心が育まれる」というタイトルのこんなデータも載っていました。
親との会話が多い子どもほど、
「わからないことがあると知りたいと思う。」
「テストで間違えた問題をやり直す」
「親に言われなくても勉強をする。」
など、知的好奇心がよく育つということが表われています。
出典: www5.cao.go.jp/seikatsu/whi…
ここで注目していただきたいのは、「親に言われなくても勉強をする。」というところです。
親との会話が多いと「勉強しなさい。」と言わなくても、勉強する傾向にあるようですよ。
どんな話しをすればいいのかということは
「親の意識」のところで書いたことをヒントにしていただければと思います。
また、子どもの学力が伸びる環境についてはこちらをご参考になさってください。
まとめ
いかがでしたか。
子どもはあなたのやることを見ている、ということかもしれませんね。
決して、言うことはきいてくれない、ということのようです。
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最後まで読んでくださってありがとうございます。