フケってイヤですよね。
フケが出たら、黒っぽい服が着られません、よね。
ところであなたのフケは、ぱらぱらタイプですか、べっとりタイプですか。
フケはタイプによって、その原因が異なります。
今回はパラパラと乾燥しているタイプの、フケの原因と対策をご紹介します。
まずは、考えられるフケの原因をチェックしましょう。
この記事の目次
考えられる乾燥フケの原因
この中であなたに、当てはまるものはありますか。
① 洗浄力の強いシャンプー(合成界面活性剤を主成分としたアルコールシャンプー)を使っている。
② パーマやカラーリングをしている。
③ 運動はほとんどしない
④ シャンプーを1日に何度もしている。
⑤ シャンプーは原液を直接頭につけている。
⑥ 充分にシャンプーをすすいでないかもしれない。
⑦ 髪を洗った後、すぐにドライヤーで乾かしている。
⑧ 緑黄色野菜、豆類、果物はあまり食べない。
⑨ 寝不足が続いている
⑩ 水をあまり飲まない。
⑪ スタイリングにワックスやジェルを使っている。
いかがでしたか。
当てはまるものはありましたか。
これらは、乾燥しているタイプのフケ、「乾性フケ」の原因となりうるものです。
このフケの特徴は、乾いていて、粉をはたいた様な感じで、肩などで見つけることが多いです。
乾性フケの正体
頭皮も、他の肌と同じように新陳代謝により、古くなった細胞は剥がれて落ちていきます。
正常な新陳代謝(ターンオーバー)は、古くなった細胞が順番に剥がれて落ちるので、とても小さく、目には見えません。
ですが、皮脂が少なく乾燥している頭皮は、細菌や紫外線などでダメージを受けやすいので、新陳代謝が正常に行われないまま、細胞が小さい塊となって、剥がれ落ちてしまいます。
皮脂が少なくなる要因
皮脂
皮脂には本来、肌を覆って、髪の毛や皮膚を外敵から守る働きと、身体の中の水分を外に逃がさない働きがあります。
皮脂が少ない原因は、そもそも分泌があまりできていない場合と、分泌はできているのに、取り過ぎている場合があります。
肌質
皮脂の分泌が少ない肌質の人は、血行が悪く、新陳代謝が低下している場合や、皮脂の元になる栄養が不足している場合、または、皮脂の分泌を妨げるものを身体に取り入れている、ということもあります。
また、刺激物で頭皮の荒れを引き起こす時も、分泌を減らし、乾燥を招きます。
皮脂をとる
皮脂を取りすぎるのは、シャンプーのし過ぎが主な要因です。
乾性フケ症を改善しよう!
それでは、皮脂の分泌を促す方法をご紹介します。
常食、常飲しているものを見直す
あなたが、毎日欠かさず、食べたり飲んだりしているものは、ありませんか。
もしかしたら、それが皮脂の分泌、肌の潤いを奪っているのかもしれません。
例えば、コーヒーです。
少しの間、違うものに変えてみるのはどうでしょう。
それで、フケが出なくなるということも、少なくありません。
ビタミンをしっかりとって乾燥に強くなる。
お肌の健康、正常な皮脂の分泌には、栄養のある食べ物をとることが重要です。
ビタミン類を毎日キチンととりましょう。
ビタミンCを豊富に含んだ食品
ビタミンCにはコラーゲンの遺伝子に命令して、コラーゲンを合成させ、乾燥を防ぐ働きがあります。
ビタミンCを豊富に含んだ食品は次の通りです。
ピーマン、パセリ、芽きゃべつ、ケール、ゴーヤ、レッドキャベツ、モロヘイヤ、ブロッコリー、カリフラワー
めんたいこ
ゆず(皮)、レモン、柿、キウイフルーツ、いちご
などです。
毎日、積極的に食べましょう。
その他のビタミン
ビタミンAやBは肌の潤いばかりではなく、唇などの粘膜の原料になっていますので、カサカサになるのを防ぎます。
ビタミンAを豊富に含む食品はこちらでご紹介しています。
ビタミンBはこちらをご覧ください。
また、皮脂ではありませんが、細胞間脂質という、お肌の潤い成分のセラミドを多く含む食品は、こちらでご紹介しています。
パーマや毛染めを止めてみる
頭皮を刺激して、荒れさせてしまうものに、パーマや毛染めがあります。
液がきつく感じたのに、ガマンしてやった、ということはなかったですか。
頭皮が荒れると、そこから水分が抜け出し、乾燥します。
思い当たる場合は、パーマや毛染めを止めるか、刺激の少ないものに変える、などしてみましょう。
ワックスやジェルの使用を控える
また、ワックスやジェルは髪をつたって、毛穴に入ると、毛穴を詰まらせてしまい、頭皮の荒れの原因になりかねません。
スタイリング剤を使っている場合は、量を減らすか、使用をしばらく控えた方がいいでしょう。
スタイリングを使わなくてもいいような、髪形に変更するのも、いいかもしれませんね。
シャンプーのしすぎを止める
シャンプーのやり過ぎは、皮脂を必要以上に取り除き、肌を乾燥させてしまうことになります。
それを防ぐためには、次のようなシャンプーのやり方がオススメです。
① シャンプー剤を付ける前に、ぬるいお湯で充分に汚れを落とします。
お湯だけで済ませてもいいくらいです。
最近は、そういうケアをする人も増えていますよ。
5分前後の時間をかけて、ぬるま湯洗いをします。
② シャンプーは、ほんの少しを手にとり、手の中で泡立てます。
③ 手を頭にもっていき、指は立てず、指の腹で全体を軽くもむように、洗います。
④ 出来るだけ短時間で済ますようにしましょう。洗い過ぎは禁物です。
最初にぬるま湯でしっかり洗っていれば、短時間で済むはずです。
⑤ 髪の量にもよりますが、すすぎには、最低4~5分くらいかけて、しっかりシャンプーを洗い流します。
シャンプーが残っていると、頭皮や髪を傷めます。
⑥ すすいだ後はすぐにドライヤーなどで乾かさず、汗が引くのを待ちながら、タオルでしっかり水気を取っていきます。
ガシガシ頭皮をこすらずに、抑えるように、またタオルで挟むようにしましょう。
⑦ 頭皮が落ち着いたら、最後に、しっかりドライヤーで乾かしましょう。
それでもだめなときは、一般に多く市販されている、硫酸系の成分が入ったシャンプーを、低刺激のアミノ酸系シャンプーに変えるなど、してみてください。
適度な運動で血液の流れを良くしましょう。
血液の流れが悪くなると、お肌が潤うための栄養や水分が、隅々まで行き渡りにくくなります。
血液の流れを良くする為には、適度な運動が有効です。
ストレッチで身体のあちこちの筋肉を伸ばしたり、身体のゆがみを正したりすることをオススメします。
ストレッチのやり方はこちらでご紹介しています。
「ダイエット、腰痛を改善する効果があるストレッチのやり方まとめ。」
また、体の中で一番大きな太ももを動かすウォーキングも、血行を良くします。
動画でご紹介しています。
水分をしっかりとる
また、身体に取り入れる水分量が、減らないように注意した方がいいでしょう。
ミネラルを豊富に含んだ、日本人に飲みやすい軟水をとることをオススメします。
こちらで、ご紹介しています。
「足がつる原因はミネラル不足。ミネラルを多く含む水で改善。」
飲料水としてとる水の量は、1日1ℓ~1.5ℓです。
ストレスを減らす
ストレスによる自律神経の乱れは、お肌だけではなく、いろんな身体の不調を引き起こすことにも、なりかねません。
緊張したり、がんばることが多い時は、ゆったりする機会も増やすことが大切です。
好きなことをする時間を増やしたり、リラックスできる香りを利用したり、おいしいものを食べるなどが有効です。
また、睡眠不足は自律神経をみだし、免疫力を弱めますので、充分な質の良い睡眠を心がけてください。
自律神経の乱れについては、こちらでわかりやすく説明しています。
肌を冷やさない
また、冷房や暖房の風に当たりすぎたりすると、お肌は乾燥しますよね。
部屋を冷やしすぎるのもよくありませんよ。
外の温度と部屋の中の温度が違いすぎると、自律神経に負担をかける原因にもなります。
まとめ
いかがでしたか。
フケが出る原因が分かったら、さっそく今日から、改善していきましょう。
思い切って、お湯だけの洗髪に変えてみるのもいいですよ。
栄養のあるもの、ビタミン類、セラミドを多く含む食品をしっかりとってください。
全身のお肌が蘇ってきます。
また、運動は血行を良くするだけではなく、やる気が出てきたり、冷え性などの改善にも効果的です。
コーヒーなどが原因だったかもしれませんね。
その場合は、コーヒーを止めれば、うそのようにフケが消えるかもしれませんよ。
また、皮膚科の診察を受けておくのも、いいでしょう。
決して恥ずかしいことではありませんので。
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最後まで読んでくださってありがとうございます。
体質は改善できますから、がんばってくださいね(^^)