二日酔いの症状と言えば、頭痛や吐き気などですよね。
これらを解消するためには、肝臓を助け、体内のアルコールを速く分解する食べ物をとったり、症状をやわらげるつぼの刺激で対処しましょう。
今回は、二日酔いの解消に効果のあるつぼや食べ物をご紹介します。
この記事の目次
二日酔いの解消に効果のあるつぼ
二日酔いで、重たく感じる頭を、すっきり軽くする効果のあるつぼや吐き気をやわらげるツボはこちらです。
首にあるツボは、首の太い筋肉の外側で、髪の毛の生え際に図のように3つ並んでいます。手のひらで頭を支えるようにもち、親指で指圧してくださいね。
脱水症になっていると、頭痛がしますので、ミネラルウォーターか炭酸水などを十分とってくださいね。
頭のてっぺんにある「百会」(ひゃくえ)というツボの刺激を行うとさらに効果的です。
背中にある二日酔いに効く5つのツボは、背骨から親指の巾2本分外側で、同じライン上に並んでいます。
一番上は、肩甲骨の間で第4胸椎の下側です。
お腹側にあるツボは、みぞおちにある、押すと少しへこむような柔らかい骨の下にあります。「鳩尾」(きゅうび)というツボです。
乳頭から、指の巾3本分ほど下にある「期門」(きもん)というツボと、おへそから親指の巾2つ分外側にある「天枢」(てんすう)というツボも胸のむかつきや吐き気を静める効果があります。
二日酔いの解消に効果のある食べ物
次は肝臓の機能を高める作用のある食べ物で、二日酔いを解消しましょう。
ウコン茶・カレー
ウコン茶やカレーの中には「クルクミン」と呼ばれる肝機能を改善・回復させる効果のある成分が入っています。クルクミンは、胃腸や肝臓の薬としても用いられているのですよ。
クルクミンは、脂肪を消化する作用のある胆汁の分泌を促進し、解毒作用を発揮することで肝臓の機能を高める働きがあります。
かつお・レバー
かつおやレバーに含まれる「メチオニン」という成分が、活性酸素を除去して、肝臓の働きを助けます。メチオニンはまた、脂肪肝を防ぐ物質を合成し、解毒作用を高める効果もあるのです。
かつおやレバーのほかに、 牛肉や牛乳、全粒小麦にもメチオニンは含まれています。
ごま
ごまに含まれている「セサミノール」は、アルコールを分解したときに出る「アセトアルデヒド」という有毒な物質を、さらに分解し、無毒化する働きがあります。
強い抗酸化作用もありますので、肝臓の機能を高めてくれますよ。
ごまは、硬い皮に覆われていますので、丸ごと食べてもほとんど吸収されず、効果は発揮されませんので、すって食べてくださいね。
大根おろし
大根の皮には、 ビタミンCが豊富に含まれていますので、肝臓を活発にし、アルコールを処理する時に出る有毒な「アセトアルデヒド」の分解を助けてくれます。
大根をすりおろしたときに出る汁に、多くのビタミンCが含まれていますので、捨てずに活用してくださいね。
にんにく
にんにくには、細胞組織を活性化し、肝臓を強化して保護する働きのある「アリシン」が豊富に含まれています。アリシンは独特な刺激のある匂いの元ですので、たまねぎやネギなどにも含まれています。
牡蠣、しじみ、ほたて、たこ、イカ
牡蠣、しじみ、ほたて、たこ、イカなどの海産物には、疲れた肝機能を強化する「タウリン」という成分が豊富に含まれています。
タウリンは、私たちの身体や細胞を、正常な状態に戻そうとする働きがあるのです。
梅干
梅干を食べると、唾液がいっぱい出てきますよね。唾液の中には、「アミラーゼ」や、「カタラーゼ」いう酵素が含まれていて、アルコールを分解するときに出る、活性酸素の毒性を抑える働きをしてくれます。
ちなみに、梅干を食べた時の唾液の分泌量は、レモンを食べた時の2倍近くあると言われています。
まとめ
いかがでしたか。
アルコールが大量に入った身体は、肝臓がかなり疲労しています。肝臓を助ける食べ物で、いたわってあげてくださいね。水分補給とツボの刺激も行ってください。
ちなみに、アルコールを分解処理するのに必要な時間は、約3時間です。これは、60~70kgの体重の人が、中瓶のビール1本を飲んだときの時間です。
あまり、身体に負担をかけないようにしてくださいね。
二日酔いの頭痛を解消する方法
二日酔いの頭痛を緩和する方法はこちらで、ご紹介しています。
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身体がアルコールを処理する能力以上に、アルコールを飲まないようにしてくださいね(^^)