肌やのど、それから部屋などを乾燥から守る方法は、いろいろあります。
それは、いつもやっているあんなことをやめるだけでいい、ということがあるかもしれません。
乾燥は、肌やのどにとっては大敵で、免疫力に影響することもあります。
今回は、乾燥を防ぐためにできる方法を、色いろとご紹介します。
乾燥を防ぐためにできること!
腹巻、手首・足首ウォーマーを使う
「寒い~」と言って、薄着のままで、暖房をガンガンかけていると、部屋はドンドン乾燥してしまいます。
そうなると、肌はジャンジャン乾燥し、のどはカラカラに。
まずは、部屋を暖めすぎないことが大切です。
そこで、オススメしたいのが、腹巻です。
最近、にわかにこの腹巻の良さが再認識されているようで、コンビニでも女子の腹巻が売られているのをよく見かけるようになりました。
お腹が冷えてしまうと、からだをめぐる血液も冷たいままで、からだ全体が冷えてしまいます。
お腹を温めると、血行がよくなり、体温も上がり、新陳代謝が良くなります。
そうなると、ダイエットに効果的! ということでもありますよね。
余談ですが、人のからだは、体温が1度上がると、なんと10%以上も代謝量が増えると言われています。
温かい上に、体脂肪が落ちるなんて、いいですよね。
温めるのはお腹以外に、太い血管の通っている首周りや手首、足首も効果的です。
ハイネックのモノを着たり、手首、足首ウォーマーをTPOに合わせて、上手に活用してください。
体を温める飲み物
寒い日の温かい飲み物って、ホッっとしますよね。
でも、何を飲むかで、本当にからだが温まるか、冷えてしまうのか、が分かれてしまうんです。
一般的に、暑い地方で育つものには、からだを冷やす作用があると言われています。
残念ながらコーヒーは、からだを冷やしてしまいます。
その代わり、と言ってはなんですが、発酵させて作る紅茶には、からだを温める作用があります。
紅茶の中に、血行と新陳代謝を良くする効果のある、しょうがを入れると、さらにいいですね。
しょうがは殺菌作用もありますので、ウイルスから喉を守ってくれる効果も期待できます。
紅茶生姜としてティバッグで売られているものなどもありますよ。
ただし、紅茶にはカフェインが含まれていますので、1日に1杯程度にとどめておきましょう。
部屋を乾燥から守る
部屋の湿気を保つためにできる簡単なことを、ご紹介します。
〇 お湯や水を置く
〇 観葉植物を置く
〇 洗濯物を部屋の中に干す
〇 濡れたタオルを掛けておく
〇 霧吹きを使って、自分の周りに水をシュッシュッと吹きかける
などがあります。
霧吹きを使う時は、なるべく細かい霧が出るものを使うようにしてください。
湿度は、空気の温度によって変わる、ということはご存知ですか。
部屋の中の水分量が同じでも、気温が上がると湿度が低くなり、気温が下がると、湿度が高くなります。
これは気温によって維持できる、水分量に違いがあるからなんです。
朝になって結露ができるのは、気温が下がり、空気中の水分保持が100%を越えてしまうために起こります。
朝に結露をたくさん作らないためにも、乾燥させないためにも、部屋はあまり暖め過ぎないほうがいい、ということですね。
ちなみに、石油ストーブやガスファンヒーターは、燃焼するときに、同時に水蒸気を発生させていますから、エアコンよりは多少乾燥を防ぎますが、その分結露が出やすいとも言えます。
角質を守る
そして、肌をなるべく傷つけないようにすることも、とっても大切です。
特に、お風呂に入った時は、注意が必要です。
泡がよく出るからと言って、ナイロンタオルでからだをゴシゴシ洗っていませんか。
その行為は、お肌をいためつけているのと同じなんです。
傷ついたお肌は、角質が剥がれていて、水分がお肌の中からドンドン抜けていってしまうことになります。
また、石鹸をガシガシ使って、お肌の油分をとりすぎていませんか。
お肌の表面は、油分の混ざった水分がしっかりあることで、外敵から守られ、中からの水分抜けも防いでいます。
からだを洗う時は、やわらかい綿のタオルでやさしく洗うか、手で表面をやさしくなでるようにするだけでも、OKなんですよ。
また、お湯につかっているだけでも、汚れの80%は落ちる、と言われています。
芸能界でも、タモリさんや福山雅治さんは「洗わない美肌法」を実践していらっしゃいますよね。
毎日ゴシゴシ強く洗うと、色素沈着の原因にもなってしまいますので、注意してください。
乾燥しない肌を作る食べ物
また、私たちのからだを作っている、食べものに気を使うのは、強いからだを作り、乾燥を防ぐための、基本中の基本ですよね。
ビタミンAは喉の粘膜の原料でもありますから、欠かさないようにしましょう。
こちらを参考にしてください。
関連記事⇒「お肌の乾燥対策に6つの食品で全身うるおうセラミドを作る。」
関連記事⇒「乾燥で肌や唇がカサカサになる前にビタミンAで対策!」
まとめ
いかがでしたか。
乾燥を防ぐためにできることは、
〇 暖房器具に頼る前に、腹巻などの暖かいものを身につけましょう。
〇 からだを冷やす飲み物を避けて、温める物を効果的に飲みましょう。
〇 部屋の中の乾燥を防ぐために、濡れタオルを置くなどして、水分を補いましょう
〇 自分で肌を傷つけないようにしましょう。
〇 肌にいい食べ物を、マメにしっかりとりましょう。
などです。
肌にいい食べ物をとっておくと、夏の紫外線対策にも効果的なんです。
喉の粘膜も健康に保って、外敵から体を守りましょう。
喉が乾燥すると痛いですからね^^