お腹が出ている、といってもいろんなタイプがあるのをご存知ですか。食べ物の好みや生活習慣の違い、男性なのか女性なのかでも、お腹の出っ張りに違いがあります。
年齢とともにある能力が低下してくると、ますますお腹の出っ張りがひどくなってしまうことになります。
今回は、なぜお腹が出てるのかについて、解説していきます。
改善方法も載せていますので、よかったら参考にしてくださいね。
この記事の目次
お腹が出てる!?原因は
お腹が出てる、という場合には、おもに次の3つのタイプがあります。
- 皮下脂肪がついているタイプ
- 内臓に脂肪がついているタイプ
- 便秘・ガス腹タイプ
さらに、皮下脂肪もあり、便秘もしている、などという混合タイプもあります。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
お腹が出てるのは、皮下脂肪が原因?
油ものが好きでよく食べる、でも運動はあまりしない、という人に多いのが、お腹に皮下脂肪がついて出っ張る、というタイプです。
お腹に筋肉があまりついていなくて冷え性体質であったりすると、老廃物がたまりやすく、さらに皮下脂肪を増やしてしまうことになります。
また、年齢とともに悪くなる新陳代謝を放っておくと、さらにどんどんたまっていってしまいます。
このタイプの人は、お腹のほかに、二の腕や太ももにも脂肪がつきやすいと言われています。
お腹が出てるのは、内臓脂肪が原因?
お腹を押すと固くて弾力があるという場合は、内臓脂肪が原因でお腹が出てることが多い、と言われています。おもに腸の周りに黄色い脂肪がたくさんつきます。
いわゆるメタボリックシンドロームタイプのお腹で、食べ物をエネルギーにかえる能力が低かったり、ホルモンのバランスが崩れやすく、体重も増えやすいと言われています。
炭水化物や甘いものが大好きでよく食べ、よく便秘になる、という方に多いのが、この内臓脂肪型、お腹ポッコリさんです。
女性は、比較的男性よりもメタボリックシンドロームのお腹になる人が少ないのは、脂肪の代謝を促進する女性ホルモンが分泌されるからだと言われています。ですが、年齢とともに女性ホルモンの分泌は減少していきますので、油断すると、お腹がポッコリ出てしまいます。
メタボリックシンドロームの判断基準
メタボリックシンドロームかどうか、気になる方は、次の計算式で出てきた数字を目安にすることができます。
体重(㎏)÷身長(ⅿ)÷身長(m)=BMI
たとえば、51(㎏)÷1.6(ⅿ)÷1.6(m)≒20 のようにします。身長がm単位であることに注意してくださいね。
BMIが25以上でメタボリックシンドロームが疑われます。
お腹周りは何センチ?
BMIに加えて、おへその高さでお腹周りを測ったときに、男性で85cm以上、女性で90cm以上ある場合も要注意だと言われています。
メタボリックシンドロームタイプは、血液がドロドロになりやすいですから、高血圧や、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高いのです。
お腹が出てるのは、便やガスが原因?
便秘がちでガスもよくたまってしまう、という人もお腹がぽっこり出やすい、と言われています。
腸の活動が低下していることが原因だと考えられています。
腸の活動が低下する原因は、便やおならを我慢することが多かったり、ストレスが多かったり、無理なダイエットをしている、冷え性体質などです。
便やガスがたまっていると、胃が痛かったり、胸やけがすることもあります。腸の中に悪玉菌が増えてしまうので、おならが臭い、というのも特徴のひとつです。
ガス腹!?
便秘がちではないのに、ガスだけがたまりやすい、というタイプの人もいます。
疲れたらガスがたまる、精神的にストレスを感じたときにたまる、といったこともあり、ガスがたまり過ぎて、お腹が激しく痛むことも珍しいことではありません。
お腹が出てる!を改善しましょう
お腹が出てしまっていても、改善することはできます。
改善方法をご紹介します。
便秘がちの人は、朝食を摂るようにする。
便秘がちの人は、腸の働きが一番活発になる朝にしっかりご飯を食べて、腸の活動を促しましょう。
また、2種類の食物繊維をしっかり摂ることも大切です。便が少ないと、腸を刺激することができません。
便秘解消に効果のあるべ物は、こちらでご紹介しています。
運動で血行促進、脂肪燃焼
運動の効果は、脂肪を燃焼するだけではなく、脳を刺激して、食欲を抑制するホルモンを分泌させることもできます。
運動により、滞っている血行が改善されれば、酸素が全身に行き届き、代謝を促進する効果もあります。
関連記事⇒「運動にある意外な効果!」
水分補給はしっかりと
運動の前と後に、しっかり水分補給して老廃物はしっかり流していきましょう。
関連記事⇒「水分不足は体の不調の原因になります」
股関節回し
股関節を柔らかくする運動をすると、詰まりがちな股関節の血液やリンパの流れを改善し、お腹が出てる!を解消する効果もあります。
こちらの動画が参考になります。
内まわしと外まわしの両方をやると、効果的です。
ガス抜きをしてお腹を楽にしましょう
お腹にガスがたまりやすいという方には、マッサージやお尻たたき、ガスが出やすくなるツボの刺激などが有効です。
こちらを参考にしていただければと思います。
断食もおすすめです
メタボリックシンドロームという方には特に、夕食を抜いてみる、また一日だけ断食してみる、などの方法もおすすめです。
食べ物が次から次にお腹や血管の中に入ってくると、免疫力も低下しやすくなってしまいます。
健康な体を維持し、代謝にエネルギーを使うためにも、プチ断食はおすすめですよ。
まとめ
いかがでしたか。
お腹のでっぱりには、3つのタイプがありました。
- 脂っこいものが好きで、運動不足の皮下脂肪タイプ
- 炭水化物や甘いものが好きで、内臓に脂肪がついている内臓脂肪タイプ
- 便秘やガスでお腹が出ている便秘・ガス腹タイプ
どんな場合でも放っておくと、ますますひどくなります。
生活を見直して、できるだけ改善するのがいいですね。
出てるお腹をへっこめるのは、アンチエイジングや姿勢の改善にも効果がありますよ。
股関節まわしは、歯磨きしているときなど、ちょっとした時間を利用してやってみてくださいね ^^)