どうにもたまらない眠気ってありますよね。
眠気を覚ますために、ガムをかんでいたのに、よだれを垂らしながら寝ていた!?なんてことが、あるかもしれません。
でも、眠気を覚ますいい方法があるのです。
今回は、眠気を覚ます方法と、 眠気が起きにくくなる方法もご紹介します。
この記事の目次
眠気を覚ます方法は、ツボの刺激!
眠気を覚ます効果的な方法は、なんといってもツボの刺激です。眠気は脳への栄養が不足して起こります。
ツボの刺激は、血流を改善し、不足している酸素と栄養を、脳に届ける効果があるのです。
体中の眠気を覚ますツボをご紹介します!
「鳩尾」(きゅうび)、「巨闕」(こけつ)
「鳩尾」(きょうび)の位置
みぞおちに手をやると、鳩のしっぽのような、押すとちょっとへっこむ骨があると思います。
その骨のすぐ下に「鳩尾」という眠気を覚ます効果のあるツボがあります。
「巨闕」(こけつ)の位置
「鳩尾」から指の幅1本分下には、同じく眠気を覚ます効果のる 巨闕」(こけつ)というツボがあります。
「鳩尾」と「巨闕」の押し方
両手の中指を重ねて、苦しくない程度に押し込んでください。
呼吸に合わせ、押しているときに吐く、離したときに息を吸ってください。
「鳩尾」と「巨闕」の効果
「鳩尾」と「巨闕」には、 自律神経を整える効果があります。
眠気がある状態とは、自律神経の副交感神経が優位に働いている、といえます。活発に活動するときに働く、交感神経とは逆の働きをする、副交感神経が優位になっているんですね。
その状態を整えなおして、眠気を覚まそうというのが、この 「鳩尾」と「巨闕」への刺激、というわけなのです。
「睛明」(せいめい)、「瞳子髎」(どうしりょう)、「太陽」(たいよう)
「睛明」(せいめい)の位置
目頭の内側で、ちょっと上に上がった、へこんだところに「睛明」(せいめい)という眠気を覚ます効果のあるツボがあります。
「瞳子髎」(どうしりょう)の位置
目じりから、指の幅1本分外にあるのが、「瞳子髎」(どうしりょう)というツボです。
「太陽」(たいよう)の位置
「太陽」は、眉尻と目じりを線で結んだ真ん中から、少し外側のところにある眠気を覚ます効果のあるツボです。
押すと痛みがあるかもしれません。
「睛明」「瞳子髎」「太陽」の押し方
目の周りを押すときは目を閉じて、 目に圧力が加わらないように注意して押してくださいね。
いずれも、人差し指か中指の押しやすい方の指で、ゆっくりと押します。
押されている部分に意識を持っていき、自分のツボの位置、いちばん効くところを探しながら、確認しながら行ってください。
「睛明」「瞳子髎」「太陽」の効果
この3つのツボは、押しているうちに、目がすっきりとしてくるのを感じることができるでしょう。
目の周りの血行が改善され、酸素不足も補われ、気分がよくなり、眠気を覚めす効果があります。
「太陽」という名前にもあるように、 明るく晴れた気分にする効果があるのです。
「天柱」(てんちゅう)、「風池」(ふうち)
「風池」(ふうち)の位置
首の後ろにある左右の太い筋肉の外側で、髪の生え際に、眠気を覚ます効果のある「風池」(ふうち)というツボがあります。
押すと痛みがあると思います。
「天柱」(てんちゅう)の位置
「風池」から少し内側に入ったところ、筋肉の端っこで、髪の生え際に沿って少し下に下がったところに「天柱」(てんちゅう)というツボがあります。
「天柱」、「風池」の押し方
両手のひらを大きく広げて、頭を抱えるように持ち、親指で「天柱」と「風池」を押し込むように刺激するのがやりやすいと思います。
それがやりにくい方は、中指で押し込むといいでしょう。
「天柱」、「風池」の効果
首にある「天柱」と「風池」を刺激することにより、頭部や目の周りへの血行が促進されます。
ぼんやりとしていた頭や目が、すっきりとさえてくることにより、眠気を覚ます効果があります。
「百会」(ひゃくえ)
「百会」(ひゃくえ)の位置
左右の耳をつなぐ線と、鼻からまっすぐ上に伸ばした線の交わったところに、眠気を覚ます効果のある 「百会」(ひゃくえ)というツボがあります。
押すと痛みを感じるかもしれません。
「百会」の押し方
中指を使って、体の芯に向かって押すような感じで行ってください。軽い力で様子を見ながら、静かに押してくださいね。
「百会」の効果
「百会」にも、頭や目をすっきりさせて目を覚ます効果があります。
そのほか、「百会」には、精神的なものも含め、様々な種類の不調に効果があると言われています。
「腎愈」(じんゆ)
「腎兪」(じんゆ)の位置
背中にあって、肋骨の一番下の端と同じ高さで、背骨から親指の巾2本分外側に、眠気を覚ます効果のある「腎兪」(じんゆ)というツボがあります。
「腎兪」の押し方
両手のひらで腰をつかみ、「腎兪」を親指で押し込んでください。
仕事中に、眠気を覚ましたい人同士で、押し合いっこをするのもいいですね。
「腎兪」の効果
「腎兪」への刺激は、眠気を覚ましたいときだけでなく、体の疲れをとり、気力をアップさせたいときにも効果があります。
眠気を覚ますために知るべき重要なこと
低血糖が眠気の原因!?
ご飯を食べたら眠くなるというのは当たり前、と思っていませんか。
じつは、とても眠たくなる、というタイプの人がいるのです。それは、低血糖になる人です。
低血糖とは、血液の中に含まれているブドウ糖が減ってしまった状態のことで、ブドウ糖をエネルギー源にしている脳は、活発な活動が行えなくなります。
それが眠気として現れる、というわけなのです。
脳の燃料が不足しているので、どんなにがんばっても眠たくなっていたのですね。
低血糖になる原因は?
ご飯を食べたのに、燃料不足? とちょっと不思議かもしれませんね。
じつは、ご飯を食べた後は、いったん血中のブドウ糖の量が増えます。これを高血糖と言います。すると、増えすぎたブドウ糖を調節するために「インスリン」というホルモンが分泌されるのです。
「インスリン」の働きで、血液中のブドウ糖が減るのですが、減りすぎてしまったのが「低血糖」という、脳の燃料不足状態、というわけなのです。
低血糖にならない方法
眠気を誘う「低血糖」にならないコツは、 ブドウ糖を摂りすぎないことです。
摂りすぎなければ、急激にブドウ糖の量が増える、ということはなく、増えすぎなければ、眠気を誘うほどに、低血糖になることもない、というわけなのです。
ブドウ糖と言えば、ご飯やパン、麺類や芋、それに甘い食べ物や飲み物に含まれる糖質が、体内で変化したものです。
これらの食べ物が大好きでよく食べる、という方の中に仕事中などの眠気で困っていた、という方が多いのではないでしょうか。
食べる順番を変えるだけで
もし、糖質は減らせない、という方でしたら、食べる順番を変える、というだけでも、効果があります。
糖質を多く含む食べ物を、食事の最後にとっておく、ということなのです。
特に、水溶性の食物繊維を糖質の先に食べることによって、お腹の中で食物繊維が水を吸ってふくれますので、ブドウ糖の吸収を妨げてくれますので効果があります。
低GI食品を利用する
また、血糖値があがりにくいパンや麺類、というものもあります。低GI食品と言われるもので、パンならライ麦や玄米で作っているパンです。
そばや春雨も低GI食品になります。
まとめ
いかがでしたか。
眠気を覚ますツボは効果があるので、やってみてくださいね。
また、食べるものを変えるだけで、眠気の起き方が変わることが本当にありますので、試してみてください。
疲れからくる眠気には、睡眠という薬で対処してくださいね ^^)