どんなタイプの抜け毛であっても共通の対策法があります。
それは、男性も女性も同じで、髪の毛にとってダメージになることをしない、ということや、良好な頭皮を保つことなどが大切になります。
髪の毛は畑である頭皮がいい状態であればこそ、元気に生えて伸びていくことができます。
今回は、軽視されがちだけど、最も大切な抜け毛対策の色々な方法について、解説していきます。
抜け毛を対策する!
抜け毛の対策を次のような項目に分けて解説していきます。
- 正しいシャンプーの回数ややり方について
- リンスやトリートメントを付けるときの注意
- 育毛剤などの使用について
- ドライヤーの正しい使い方
- 頭皮のケアの仕方
- 紫外線対策
正しいシャンプー法で抜け毛対策!
抜け毛の対策をしようと考えたときに、どんなシャンプーを使えばいいのか、と考える人は多いかもしれませんが、そもそも今のシャンプーの仕方があっているのか、間違ったシャンプーの仕方をしているのではないか、と疑ってみる人は多くないかもしれません。
いいシャンプーを使っても、シャンプーの仕方が間違っていると、残念なことになりますので、まずはシャンプーの仕方から解説していきます。
シャンプーの回数
シャンプーの好ましい回数は、脱け毛のタイプによって違いがあります。
脂漏性の脱毛症や、男性型脱毛症の人の場合は、できるだけ毎日行った方がいいですね。皮脂の汚れがたまっている、夜に行うことも大切です。
頭皮の清潔さを欠いてしまうと、常在菌が出す化学物質が増えたり、真菌(カビの一種)が増えたりして、頭皮に炎症を起こし、抜け毛を進行させてしまう原因になります。
乾燥肌の人の場合は、2日に1回、乾燥がひどい時期は3日に1回くらいでもいいでしょう。
シャンプーの前にマッサージ
頭皮の皮脂が気になる方は、シャンプーの前にクレンジングオイルやホホバオイルを使ってマッサージし、 毛穴の皮脂を溶かして、浮かせることが有効な対策になります。
マッサージは、手のぬくもりや手から出る遠赤外線の作用で、硬くなっている頭皮を柔らかくし、血行を促進する効果もありますので、抜け毛対策にはとってもいいですよ。愛情込めて行ってくださいね。
シャンプーの前のブラッシング
シャンプーの前にブラッシングを行い、 髪のほつれをとっておきましょう。
髪の毛の長い方は特に注意して、髪の毛をいためないように、ゆっくり毛先からとかしてくださいね。手で行ってもいいくらいです。
シャンプー液を付ける前に
シャンプーの時はまず、しっかりお湯だけで汚れを流すことが大切です。
しっかり汚れが落ちていないと、シャンプーが泡立たず、大量にシャンプー剤を使ってしまうことになります。大量のシャンプー剤は、皮脂を過剰にとってしまったり、すすぎが不十分になりやすく、頭皮をいため、抜け毛の原因になってしまいます。
乾燥肌の人はお湯だけでも
乾燥肌の方は、シャンプー剤なしのお湯だけで洗ってもいいくらいです。
芸能人の福山雅治さんやタモリさんたちの間でも、お湯だけで洗う湯シャンが行われているのはご存知ですか。
シャンプー剤に頼りすぎず汚れを落とすことが、抜け毛対策になります。
シャンプーの量
十分にお湯で汚れが落ちたあとは、少量のシャンプー剤を手のひらにのばしてから、髪の毛につけるようにします。
あなたにとって最適なシャンプー剤の量を探すといいと思います。
目安としては、500円硬貨くらいの量を基準に、
ショートヘアの方は、それより少な目、
ロングの方はそのくらいから様子を見て使うのがいいでしょう。
シャンプー剤の選び方については、こちらを参考にしていただければと思います。
頭皮はこすらない
シャンプー剤を付けたときは、指を頭皮にくっつけて、 こすらないようにマッサージ洗いしましょう。
シャンプーの時に抜け毛が増える、と心配される方もいらっしゃいますが、正しいシャンプーと、指でこするということをしなければ、抜け毛が増えるという心配はいりません。
すすぎは十分に行う
すすぐときはまず、シャンプーの泡を手で集めて取り除いてくださいね。
すすぎは十分に行いましょう。毛穴にシャンプー剤が残ってしまうと、頭皮をいため、抜け毛の原因になってしまいます。
リンスやトリートメントは頭皮につけない
リンスやトリートメントを使う場合は、髪の毛の先を中心につけて、 頭皮にはつけないように注意しましょう。
リンスやトリートメントは毛穴に詰まりやすく、頭皮をいためて抜け毛の原因になりやすいのです。
ドライヤーで抜け毛対策
頭皮の常在菌を増やさない
シャンプーの後は、なるべく早く髪の毛と頭皮を乾かしましょう。頭皮が濡れたままだと、肌にいる常在菌の数を増やしてしまうからです。
髪の毛の水分を守る
また、髪の毛が濡れたままだと、キューティクルが開いたままになるので、水分が抜けていってしまい、髪の毛にダメージを与えてしまいます。
まずはタオルでよく水分をとり、そのあとドライヤーを使って、頭皮までしっかり乾かしましょう。
高温はNG
60度以上の温風は、髪の毛のタンパク質を分解し、いためてしまう恐れがありますので注意が必要です。
育毛剤・養毛剤で栄養補給
抜け毛が気になる方は、綺麗になった頭皮に、栄養補給、皮脂の分泌調整、ホルモンバランス調整、保湿、フケやかゆみ予防、そして血行を促進させる目的で、育毛剤などをつけましょう。
育毛剤を付けるときや、つけたあとに再びぬくもりのある手でマッサージすると、抜け毛対策はばっちりですよ。
育毛剤の選び方については、こちらを参考にしていただければと思います。
育毛剤・養毛剤によっては、自然乾燥が適しているものがあります。
マッサージで抜け毛の対策!
頭頂部は血行が悪い!?
抜け毛の対策や育毛のためには、 じつは頭皮を柔らかくすることがとっても大切なのです。
頭皮が突っ張っていては、血行が悪くなり、髪の毛が生えてくるための栄養補給ができないのです。そして、頭皮は硬くなりやすいところなのです。
特に頭頂部の皮膚の下には、筋肉がなく、自分の意志では動かすことができないうえに、体の一番上ということもあり、血行は悪くなりがちです。頭皮の温度も低く、突っ張りやすい部分なのです。
マッサージが効果的
頭皮のツッパリを解消し、血行を改善するためには、マッサージが効果的です。シャンプーの時も、ぜひマッサージ感覚で行ってくださいね。
マッサージのやり方は、指先と指の腹の間を使って行いますが、頭皮をこすらないように注意して行います。指で頭皮をこすってしまうと、髪の毛を抜いてしまう恐れがあります。
どちらかというと、ツボを軽く抑えるように頭皮に指をくっつけて、小さな円を描くように頭皮をゆっくり動かすようにマッサージしてください。
マッサージは下から上に
うなじや側頭部の髪の生え際から、頭頂部に向かって少しずつ移動させていきましょう。
特に抜け毛が気になる、というところも、しっかり優しくマッサージしましょう。
たまった皮脂が毛穴から出ていく
マッサージにより、頭皮の血行がよくなったり、硬くなっていた部分がやわらかくなると、毛穴が絞られ、 絞られた毛穴からは余分な皮脂が出ていきます。
抜け毛対策は紫外線対策
抜け毛の対策として忘れがちなのが、紫外線対策です。
紫外線が活性酸素を発生させることはご存知でしょうか。活性酸素は、シミやしわを作るばかりではなく、頭皮にも悪影響を及ぼし、 抜け毛や薄毛を起こしてしまう恐れがあります。
帽子の選び方には注意が必要
頭皮の紫外線対策としては、外出時に帽子をかぶったり、日傘をさすことが有効です。
帽子はなるべく、風通しの良いものを選んで、 かぶりっぱなしにならないように注意することも大切です。頭がむれると、常在菌が増えてしまいます。
帽子をいつも清潔に保つことも大切ですね。
ペーパーハットや麦わら帽子のお手入れ方法はこちらで、ご紹介しています。
まとめ
抜け毛の対策方法を見てきましたが、いかがでしたか。
今まで、ゴシゴシと髪の毛を洗っていた方は、それをやめるだけでも、徐々に抜け毛が減ってくるでしょう。
マッサージも習慣にすれば、頭皮と髪の毛が元気を取り戻すこともできますね。
シャンプー剤を付ける前のお湯だけでの洗髪も、忘れないでくださいね。
頭皮の血行をさらに良くするためには、血行を妨げる食事を控えたり、栄養バランスを考えた食事をとることなども有効です。
ミネラルウォーターや炭酸水もしっかり摂取して、血液の流れをよくしましょう。
ミネラルウォーターや炭酸水の摂取は、1日2ℓくらいを目安にするといいですよ ^^)