テストステロンにはいろんな効果がありますが、女性にモテるようになる、というのもそのひとつですよね。
これは、女性の本能によるもので、子供や自分を守ってくれるテストステロン値の高い男性を見分けることができる、なんて言われています。
でもじつは、テストステロンの効果はそれだけではありません。
テストステロンの効果を知ったら、増やさないわけにはいかなくなると思いますよ。
今回は、テストステロンの様々な素晴らしい効果のご紹介です。
女性にもこのテストステロンは分泌されていて、密かに注目されています!
この記事の目次
テストステロンの効果
落ち込みを軽減
脳の中には扁桃体(へんとうたい)というものがあり、私たち人間はそこに過去のイヤな記憶、悲しみや恐怖、といったものをしまい込んでいると言われています。
テストステロンは、それにフタをする働きがあると考えられていています。
テストステロンには、抗うつ薬と同じ「一酸化窒素(NO)」を作り出す働きもあります。
いつも活力のある人は、テストステロンが作用していると言えるでしょう。
活動的・アンチエイジング
テストステロンはまた、エネルギーを作り出す働きのあるミトコンドリアの健康を保つ作用があります。
ミトコンドリアは、遺伝子の修復作業などを行ったり、細胞の老化を防止したりして、長寿に必要なエネルギーを作り出す働きがあります。
いくつになっても若々しい人は、テストステロン値を高く維持していると言えるでしょうね。
筋肉増強
テストステロンはたんぱく質の合成を助け、筋力と筋肉を増強させる働きがあります。
テストステロン値が高い人は、低い人と比べて筋肉のつくスピードも速いと言われています。
男性性器の発育と機能の維持や、性欲を高める作用もあります。
表現力が上がる
ボスざるが他のサルたちに比べてテストステロン値が高い、とか、会社の中では社長が一番テストステロン値が高い、といった調査結果があります。
マンチェスター大学のココナー博士によると、テストステロンがあるレベル以上になると、言語能力が高くなり、表現力がアップする、ということです。
痛みを鈍らせる
テストステロンを投与されたスズメは、投与されていないスズメより、3倍長く、痛みに耐えることができた、という実験結果ををプリンストン大学の研究者は得ています。
これによりテストステロンは、 痛みを鈍らせる効果があることが発見されています。
痛みに強い男性には、それなりの理由があったのですね。
病気にかかるリスクの低減
米国のある研究所では、テストステロン値の高いグループの人は低いグループの人に比べて、脳梗塞や心筋梗塞など血管系の病気にかかる割合が約5割も少なかったという驚きの結果を出しています。
また、がんにかかる割合も約3割も少なかったというのです。
テストステロンは血管の状態を正常に保つ一酸化窒素(NO)を産生する働きがあるからだと、考えられています。
肥満予防
テストステロンが血管の状態を正常に保つことができると、メタボリックシンドロームの予防にもつながります。
テストステロンはまた、内臓脂肪を分解するという働きもあるのです。
幸福感・やる気に作用
テストステロンは快感や幸福感を感じる元となるドーパミンを出すようにも仕向けています。
私たちは周囲の環境に適応し、学習しながら、生活するすべを会得していきます。言ってみれば人生は学習の連続です。ドーパミンはそのような学習の強化因子として働いているのです。
引用元:東京都健康長寿医療センター研究所
テストステロンとやる気の関係、やる気を持続させる方法は
でご説明しています。
悩みが減って、いつも幸福感で満たされるといいですよね。
テストステロンが減少する原因
次にテストステロンが減少する原因も、見ていきましょう。
肥満
太りがちな人は、 脂肪細胞に含まれるアロマターゼという酵素が、 テストステロンを女性ホルモンのエストラジオールに変換してしまうと言われています。
砂糖や炭水化物はインスリンレベルを増加させるとともに、テストステロン分泌量を低下させてしまいます。
睡眠不足
ワシントン大学医療センターの泌尿器科教授によると、 テストステロンの生成不足は、
『睡眠不足が最も重要な原因である』、と述べています。
たった1週間の不足期間でも、テストステロンレベルが充足期間に比べ10~15%も低下した、という研究結果が報告されています。
アルコール
飲酒の量によりますが、アルコール摂取によって、0~20%程度、テストステロンの生成量が下がります。
アルコール中毒者の場合は、テストステロンの生成を50%以上も低下させてしまうと言われています。
ストレス
ストレスがかかると、血圧や血糖値が上昇して、脳の中の脳下垂体という部分から、テストステロンの分泌量を抑えるように、という指令が出されてしまいます。
テストステロンとは
男性ホルモン
テストステロンとは男性ホルモンの主な構成成分で、男性なら95%が精巣の中、5%が副腎で作られ、女性ならば卵巣や副腎で男性の5~10%程度作られています。
男性は胎児の時にこのホルモンが大量に分泌され男の子に。
2回目の大量分泌は生後2週間から6ヶ月の時で、脳における性差に影響を与えると言われています。
3回目の大量分泌は思春期です。体つきが男性らしさへと大きく変化する時ですね。
一日の分泌量
20~30才の男性が一日に分泌するテストステロンの量は7mg前後と言われています。
一般的に30才を過ぎた頃から年に1~2%減少すると言われていますが、
テストステロンの減少率は個人差が大きく、70代になっても、30代の平均値に匹敵するテストステロン値を維持している男性も多い。
引用元:テストステロンウィキペディア
ということです。
まとめ
いかがでしたか。
テストステロンの効果は、素晴らしいですよね。
おさらいしてみると、
- 落ち込みが軽減する
- 活動的になって、いつまでも若く
- 筋肉を元気に保つ
- 表現力がアップする
- 痛みを鈍らせる
- 病気にかかるリスクが減る
- 肥満を予防、改善する
- 幸福感ややる気がアップする
などなどです。
活力があって行動する人はテストステロン値が上がり、テストステロン値が上がることによってさらに表現力がアップして、さらに行動が出来る、という好循環が生まれます。
病気にかかるリスクが減り、落ち込むことが減り、いつまでも若々しく元気でいられる可能性を伸ばしてくれます。
テストステロンは、減らさないようにしたいですね。
テストステロンの増やし方
テストステロンは女性にも効果的!
禁酒はお腹の出っ張りを解消する効果が高いです。
テストステロンは、やる気と元気の元ですね(^^)