チョコレートでダイエットができたり、記憶力を高めることができたら、チョコレート好きにはたまらないですよね。
また、チョコレートは医療の現場で用いられている、というほど、体の健康を保つ効果にも注目が集まっているのです。
今回は、チョコレートの様々な効果・効能について解説していきます。
カロリーや、食べる適当な量も気になりますよね。
この記事の目次
チョコレートの効果・効能!
チョコレートには次のような効果・効能があると言われています。
- 脂肪の吸収を抑える効果
- 食欲を抑える効果
- 集中力・記憶力を高める効果
- リラックス効果
- 傷を早く治す効果
- 血圧を下げる効果
- 血液をサラサラにする効果
- アレルギーを抑える効果
- 虫歯を予防する効果
- ピロリ菌。0₋157を抑制する効果
チョコレートには意外だけど、凄い効果がありそうですね。さらに詳しく解説していきます。
脂肪の吸収を抑える効果
チョコレートには、体内に吸収される 脂肪の量を抑える働きがあると言われています。
チョコレートに含まれるポリフェノールには、小腸の粘膜を縮める作用があるので、消化・吸収を妨げる効果があるのです。
ポリフェノールにはまた、脂肪同士を集める作用もありますので、チョコレートを食事の前に摂ることによって、脂肪の吸収が抑えられる、と考えられています。
こんな発表も、米医学誌”Archives of Internal Medicine”で行われました。
2012年、アメリカの研究で、「チョコレートを食べる頻度が高い人ほど肥満指数(BMI)が低い」
カカオに含まれるエピカテキンという物質による、代謝効果だと考えられています。
食欲を抑える効果
チョコレートに含まれるテオブロミンという物質には、カフェインと似た作用があります。テオブロミンは、脳を興奮させて、食欲を抑える効果があると言われているのです。
さらに、チョコレートに含まれる糖分が、脳にある「満腹のスイッチ」を刺激するので、食欲を抑える効果があります。
集中力・記憶力を高める効果
テオブロミンは、大脳新皮質を刺激しますので、集中力が上がり、疲れて落ちてしまった記憶力を、元に戻す効果があるとも言われています。
また、チョコレートの中に含まれるカカオフラバノールという物質が、記憶力にどう影響するかという実験では、50才から69才の人が3ヶ月間、カカオフラバノールを摂取した結果、60才程度の記憶力が30~40才程度にまで上がった、という報告がされています。
チョコレートの香り成分にも、集中力・注意力・記憶力を上げる効果があることが、脳波の実験などで確認されています。
リラックス効果
チョコレートの原料であるカカオには、1000種類以上の香り成分があり、高ぶった気持ちを静めたり、落ち込んだ気分を引き上げるなどの効果がある、と言われています。
傷を早く治す効果
チョコレートを食べることで、傷口の治りが早くなる、という効果があることが、2014年4月放送のNHKの番組「ためしてガッテン」で紹介されていました。
チョコレートの原料である、カカオを発酵する段階で、ポリフェノールが高分子ポリフェノールという、抗酸化作用の強い物質に変化することで、効果が発揮されるということです。
血圧を下げる効果
高分子ポリフェノールの強い抗酸化作用は、腸の調子を整えたり、血圧を下げる効果もあることが、明らかにされています。
チョコレートによる血圧を下げる効果は、EUの食品安全機関でも、認められています。
血液をサラサラにする効果
チョコレートには、LDL(悪玉)コレステロールの発生を防いで、血液をサラサラにし、血管が詰まったり、固まってしまう動脈硬化を予防する効果があると言われています。
アレルギーを抑える効果
チョコレートにはアレルギー症状を緩和する効果があることが、実験で明らかにされています。
マウスにカカオ・ポリフェノールを与えたところ、アレルギーの原因となる活性酸素の過剰な働きが著しくおさえられました。さらにチョコレートを人に食べてもらったところ、おなじ効果がみられました。
引用元:日本チョコレート・ココア協会
虫歯を予防する効果
チョコレートに含まれるカカオマスポリフェノールは、虫歯の原因となる、ミュータンス菌を抑制する働きがありますので、虫歯を予防する効果がある、と言われています。
ピロリ菌。0₋157を抑制する効果
カカオマスポリフェノールには、胃の中に住みついている、ピロリ菌やヘリコバクター、病原性大腸菌0₋157の増殖を抑える働きがあります。
食べる量と食べ方
チョコレートには、たくさんの効果がある、ということは分かりましたが、チョコレートは脂肪分も多く、砂糖も添付されて、高カロリーですので、食べ過ぎには注意が必要ですね。
チョコレートを食べる量は、1日に30~90gを目安にするのがいい、と言われています。
この板チョコ一枚で50gです。
一度にこの量を食べると、眠くなったり、低血糖に陥って気持ちが悪くなってしまうことがありますので、1回に食べる量は、これの1/3くらいがいいでしょう。
ダイエット中の方は
ダイエット中の方は、ミルクと砂糖が少なめのビターチョコレートをおすすめします。
また、ダイエット目的でチョコレートを活用する場合は、先ほどもご紹介しましたが、食事の前に食べるのが効果的です。
Gabaの効果・効能
Gaba(ギャバ)というものが含まれているチョコレートがありますよね。Gabaとは、ストレスを和らげる効果のあるアミノ酸の一種です。
Gabaを摂取することで、脳波がリラックス状態のα(アルファー)波に変化することが、確認されています。
Gabaは、ドーパミンなどの興奮系神経伝達物質の過剰な分泌を抑える作用があるのです。
まとめ
いかがでしたか。
チョコレートには、さまざまな効果が期待され、現在も色々な研究が進められています。
チョコレートの効果をおさらいすると、
- 脂肪の吸収を抑えたり、食欲を抑えるダイエット効果
- 集中力や記憶力を高める効果
- リラックスを促す効果
- 傷の治りを早く治す効果
- 血液をサラサラにし、血圧を下げ、動脈硬化を予防する効果
- アレルギー症状を緩和する効果
- 虫歯を予防する効果
- ピロリ菌。0₋157を抑制し、腸を整える効果
などです。
チョコレートの効果を上手に生かして、健康を維持したり、記憶力を高められたら、素晴らしいですね。
チョコレートは、愛を伝えるアイテムとしても大切な存在ですよね(^^)