お肌がすぐに乾燥する、という体質でお悩みの方が増えていますね。夏でも冬でも関係なく、お肌が乾燥する条件は整っていますので、肌の乾燥がますます進行する恐れがあります。
乾燥から肌を守るためには、まず食べ物です。お肌の中が元気じゃないと、いくら肌の上からいいものを塗ったり貼ったりしても、効果は見込めないかもしれません。
食べ物で肌に潤いをもたらすことができるのは、あらゆる皮膚、全身の肌、ということですよね。
今回は食べ物の中でも、 コラーゲンを多く含む食べ物を中心にご紹介します。
コラーゲンは弾力のあるお肌をつくり、乾燥によるシワを防ぎます。
この記事の目次
乾燥する肌の対策!
肌のハリを保って乾燥によるシワを防ぐコラーゲン
コラーゲンは、糸のように細長くて、組織同士をつなぐノリのような働きや、マットレスのバネのような働きをして、肌の弾力を保っています。
コラーゲンが不足すると、乾燥などの影響でシワが出来たり、肌がたるんできたりします。コラーゲンは年とともに減っていきますので、毎日しっかり摂りたいですね。
コラーゲンの摂取量
1日に採りたいコラーゲンの量は、5g~10gです。
鳥のモモ肉なら1gに、約15mg入っていますので、300gのパックを買ったら、だいたいですが、 4.5gのコラーゲンが入っている、ということになります。
うなぎの蒲焼なら1gに53mgほどが入っています。
牛すじ肉で1gに、約50mgです。
サケの皮を一緒に食べて1gに、約24mgです。
サケの皮なしは3分の1程度の約8mgです。
鳥の軟骨なら1gに、約40mg入っています。
豚こま切れ肉で、1gに、約12mgです。
豚骨ラーメンのスープや、鶏がらスープにも、コラーゲンは豊富に含まれています。
そのほか、スッポンやフカヒレ、エイのヒレ、カレイ、エビ、なまこ、くらげにも多く含まれています。
ただし、これらの食品は、カロリーも高め、というモノが多いですから、一度にドカッと採るのではなく、少しずつ毎日採るようにしましょう。
一緒に採る食品でカロリー調整したり、調理法を工夫する、などもしてみるといいでしょう。
コラーゲンの働きを妨げる糖分、脂肪分
また、コラーゲンの合成を妨げてしまうものに、糖分や、揚げ物などの脂肪分があります。
糖分を常に採りすぎてしまうと、肌のたるみの原因にもなるコラーゲンの糖化、という現象が起きてしまいます。
糖化とは、エネルギー源として使われなかった糖が、たんぱく質と結びついて、体内に蓄積していく現象のことです。
糖化は酸化よりもひどく、肌と体を老化させてしまいます。
コラーゲンに命令するビタミンC
コラーゲンの遺伝子に命令して、コラーゲンを合成しているのが、ビタミンCです。
コラーゲンだけをいくらとっても、体の中でコラーゲンとして働いてくれないと、意味はありませんよね。
ビタミンCもマメにとりましょう。
ビタミンCが豊富な食品
野菜では、
ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、貝割れ大根、キャベツ、プチトマト、かぼちゃ、しその葉、小松菜などです。
果物では
アセロラ、柿 、キウイフルーツ 、あけび、いちご、パパイヤ、レモン、グレープフルーツ、パイナップルなどです。
そのほか、焼きのり、味付けのりも、ビタミンCが豊富です。
コラーゲンは髪や爪も元気にする
実は、コラーゲンは身体のいたるところにあって、色いろと重要な働きをしています。
髪や爪を元気にするのも、その一つです。
肌のハリをチェック
最後になりましたが、お肌のハリをチェックしてみましょう。
鏡の前で、両手の平を、親指があごに当たるようにして、頬に当てます。
そのまま手を顔の外側に引っ張ります。
目の周りにシワができたら、ハリがなくなってきている、ということになります、
肌の潤いをチェック
次は潤いチェックです。
両手のひらを両頬に当てます。
そのままゆっくり、手を頬から離していきます。
そのときに、手に頬がくっ付く感じがあれば、潤いがあります。
くっ付く感じが全然ない場合は、乾燥している、ということです。
まとめ
いかがでしたか。
乾燥に負けない肌作り、体質改善には、コラーゲンが欠かせませんよね。
ビタミンCと一緒に採って、乾燥に負けない、美しく強い肌を保ってくださいね。
空気の乾燥対策!
肌を乾燥から守る食べ物はビタミンAもあります
お肌が乾燥するとフケの原因に!
子どものような肌のハリを、取り戻しましょう(^^)