ドライアイの症状には、目が乾いている感じのものから、一見ドライアイの症状とは関係ないようなものまで、様々なものがあります。
ドライアイの発症は、目を保護する力が弱くなっているということですから、注意が必要なのです。また、ドライアイは目の疲れを引き起こし、それが頭痛を発症する原因になることもあるのです。
今回は、ドライアイの症状を中心に、ドライアイを引き起こす、または悪化しやすい環境などについても解説していきます。
この記事の目次
ドライアイの症状をチェックしよう
ドライアイの症状には、次のようなものがあると言われています。
- 物がかすんで見える。
- 目が重たく感じる。
- 目がゴロゴロする。
- 目が突っ張ったように感じる。
- 目に圧迫感がある。
- 涙がでる。
- 目が赤い。
- 目が乾いているように感じる。
- 光を見ると、とてもまぶく感じる。
- 気付いたら目ヤニが出ている。
- 目がよく疲れる。
- 目が痛い。
- 目がかゆい。
- 目がシバシバする。
- 目に不快感がある。
などです。
ドライアイは結膜と角膜が乾燥する病気
ドライアイは、乾性角結膜炎(かんせいかくけつまくえん)ともいわれる、結膜と角膜が乾燥する病気です。
涙を作る量が少なかったり、涙の蒸発が早すぎたりすることが原因で起こります。目を十分に保護できないために、刺激に弱くなり、光に敏感になりますので、痛みやかゆみ、不快感などさまざまな症状がでる、というわけなのです。
ドライアイの症状をおこす生活をチェックしよう
次に、普段の生活環境などをチェックをしてみましょう。
- パソコンで仕事をすることが多い。
- 車を運転している時間が長い。
- 長時間、読書することがある
- 長時間、テレビをみることがある
- 細かい作業をすることが多い。
- エアコンの効いた部屋にいることが多い。
- よく、飛行機に乗る。
- よく、ショッピングモールに行く
- 睡眠不足が続いている。
- ストレスを感じることが多い。
- コンタクトレンズを使っている。
- タバコの煙が目に入る環境にいる
- 点眼薬をよく使っている。
- 精神安定薬、利尿薬、降圧薬、経口避妊薬、抗ヒスタミン薬などの薬剤を使用している。
このようなことがあると、ドライアイの症状を引き起こしやすい、または悪化しやすいと言われています。
乾燥には要注意です
飛行機やショッピングモール、車などの中、エアコン、送風機、ヒーターなどを使用しているところ、隙間風があるところなどは、空気が乾燥しやすく、湿度が低くなりがちです。
点眼薬もダメなの?
点眼薬の中には、角膜に悪影響を及ぼす防腐剤が含まれているものがありますが、軽度のドライアイでは問題ないと言われています。
ドライアイは、検査でわかるの?
ドライアイは通常、症状だけで診断がつくと言われていますが、シルマー試験という、まぶたの端に試験紙をつけて、涙の量を測る検査が行われることもあります。
ドライアイの治療には、どんなものがあるの?
点眼薬で目に潤いを
ドライアイの治療には、人工涙液と呼ばれるものを数時間ごとに点眼して、症状を緩和させることが一般的です。
就寝前に潤滑軟膏を塗る
寝ている間に効果を発揮する、潤滑軟膏が用いられることもあります。
起きたときの乾燥を防ぐ効果がありますが、目がかすむことがあるので、日中は使用しません。
涙の流出を防ぐ手術
涙の流出を止めるため、目から鼻へつながる管をふさぐ、簡単な手術が行われることもあります。
激しく目が乾燥している場合には、まぶたの一部を縫い合わせ、涙の蒸発を減らすこともあるようです。
自己判断で対処しないことが大切です
ドライアイの症状などを解説しましたが、自己判断で対処しないことが大切です。同じような症状がでる、ほかの目の病気かもしれません。目に不快感や違和感、痛みなどがある時、気になる時は、早めに医師の診察を受けるようにしてくださいね。
ドライアイの原因については、こちらで詳しく解説しています。
まとめ
いかがでしたか。
ドライアイの症状には、様々なものがあります。
痛みや不快感、かゆみなどから、一見ドライアイとは関係のないような、目の充血や涙、光をまぶしく感じることなど、色々あります。
ドライアイは、目の保護力が十分ではない、ということですから、目の病気を進行させないために、改善できることは改善しましょう。
乾燥をさけ、長時間の目の酷使をやめて、目をいたわるようにしたいですね。
まばたきも忘れないでくださいね(^^)