男性にとっても女性にとっても、冷え性が辛いのには変わりありませんよね。
でも、ちょっとした工夫で効果的な対策ができるとすれば、試してみたいと思いませんか?
実は、冷え性については正しい理解を深めていただきたいのです。
たとえば、エアコンに頼り過ぎてしまうと、逆に冷え性が悪化することもあるんですよ。
今回は、冷え性対策の方法やエアコンの設定温度などをご紹介します。
女性にも共通することがありますので、参考にしてくださいね。
この記事の目次
冷え性対策は代謝を上げること
冷え性対策には、なんといっても体の中の熱を作り出す力や、全身に熱を運ぶ力をつけることが肝心です。
そのためには代謝能力を上げる必要があります。
冷たいモノの摂りすぎはやめる
年末の飲み会などで、冷たいものを飲みすぎたりしていませんか。
お店では暖房がよくきいているせいで、冷たいものをついつい飲みすぎているのかもしれません。
始めのいっぱいをビールで乾杯することは、よくあることでしょうが、なるべくなら冷たくない飲み物にしたりして、しっかり対策した方がいいですよ。
冷たい飲み物食べ物は、体にとっては結構なダメージ、ストレスになっていて、そのせいで自律神経の機能が乱れると、体温を維持しようとする働きにも、影響が出てしまいます。
体を冷やす食べ物、飲み物はひかえましょう。
コーヒーは温めても、体を冷やす作用があります。
冬の間だけでも、やめておいた方がいいかもしれませんね。
関連記事⇒「熱中症を引き起こす自律神経の乱れとは?その対策法も。」
関連記事⇒「自律神経の乱れをチェック!整えるための12の方法。」
エアコンに頼り過ぎない
エアコンに頼りすぎると、体温を調整する機能が鈍ってきてしまいます。
夏はある程度、汗をかくことも大切ですし、冬は肌が寒さを感じることで、体温を保つ力をつけることができます。
冬は暖房に頼る前に、体を温める服装で冷え性対策しましょう。
冷え性に薄着は禁物です。
下半身を温めて冷え性対策!
エアコンから出る暖かい空気は、どうしても上へ上へと上がってしまいますので、顔はほてり、足が余計冷たく感じたりしますよね。
服を重ね着する時も、ついつい上半身にたくさん着込もうとしてしまいますが、実は、下半身にしっかり履くことで、随分寒さが和らいだりするものなんです。
こたつに入っているような感覚です。
最近は、下半身に履く薄手の下着も多く市販されていますので、利用して対策されることをおすすめします。
下半身を温めると、違いますよ。
また、腹巻やネックウォーマーなども活用してみましょう。
関連記事⇒「男の乾燥肌対策!福山雅治さんの肌は、キレイですね。」
エアコンの有効利用
また、エアコンを有効活用しようと思ったら、天井に「シーリングファン」をつけるのもいいですね。
天井で回っている大きな扇風機みたいなアレです。
また、扇風機でも十分に、部屋の空気を循環させることができます。
なるべく上向きにしたり、人のいないところで、うまく空気が回るようなところに置くなどするといいですよ。
エアコンの設定温度
そして、エアコンの温度設定は、20℃くらいがいいんですよ。
風量設定は、「自動」にすることで、部屋の温度をすばやく設定温度まで上げることができます。
風向きは下にしてくださいね。
運動して筋肉をつけて、冷え性対策しましょう
体温を保つために必要な、熱を作りだす場所は、筋肉の中が多いのです。
熱をたくさん作り出すためには、筋肉量を増やしたり、筋肉を元気にする必要があります。
冷え性の人は特に、体を動かす機会を、多く作りましょう。
歩くことも立派な運動ですので、なるべく自分の足で歩く機会を、増やしましょう。
また、ちょっとした隙間時間やお風呂上りに、ストレッチで筋肉の曲げ伸ばしをして、筋肉を柔軟にするのも冷え性対策として、おすすめです。
お風呂にゆっくりつかりましょう。
お風呂にゆっくりつかる目的は、体を温める以外に、副交感神経を優位にするチャンスでもあるのです。
緊張が多い生活では、交感神経が優位になりがちで、副交感神経が働かず、自律神経のバランスが乱れやすくなり、体温調整機能にも影響が出てきます。
ゆっくりお風呂に入り、リラックスすることで、副交感神経が働き、自律神経のバランスを取ることができるようになります。
冷え性の人は特に、シャワーだけで済まさないで、お風呂につかってゆっくりしてください。
また、十分な睡眠も同じ理由で、とても大切です。
お腹の調子を整えて、冷え性対策を。
便秘や下痢といったお腹の不調は、代謝に大きく影響し、エネルギーや熱を作り出す力を弱めてしまいます。
便秘の方は、食物繊維をしっかりとって対策・改善しましょう。
関連記事⇒「便秘を解消する方法。食物繊維のとり方には注意が必要。」
下痢の原因は、腸内細菌かもしれません。
改善方法は、こちらでご紹介しています。
関連記事⇒「過敏性腸症候群の原因は腸内細菌!?追い出す方法はこれ!」
冷え性対策には禁煙を
喫煙は、血管を収縮させてしまい、代謝を悪くしてしまいます。
禁煙する意思があってなかなか出来ない、という方は、禁煙外来などもありますので、受診してみるのもいいでしょう。
電磁波・静電気に気をつける
身の回りのたくさんの電磁波が、血液をドロドロにし、血液の循環を妨げているということは、研究で明らかにされています。
寒いからと言って電気毛布などで体を温めようとするのは、逆効果なんです。
また、静電気をためやすい体質や生活も、同様に血液の流れに影響します。
静電気体質も改善した方がいいのです。
改善方法はこちら⇒「静電気体質は改善しましょう。痛いのは手だけではありません。」
偏った食事・無理なダイエットはしない
自分の好物ばかりを食べるような食生活を続けていると、体に必要な栄養が足りなくなり、体の中で熱を作る能力が段々弱くなってしまいます。
また、ダイエットによるエネルギー源の不足も、体が熱を作り出す妨げになります。
無理なダイエットや偏った食事は、しないようにすることが、冷え性対策には大切です。
ビタミン・ミネラルを含むバランスのよい食事を心がける
食事は、栄養素をバランスよく摂ることによって、さまざまな機能が正常に働きます。
代謝の原料になる栄養素だけをとっても、エネルギーにはなりません。
代謝を助けるビタミン、ミネラルもしっかり摂りましょう。
まとめ
いかがでしたか。
冷え性対策のポイントをまとめると、
- バランスのよい食事を心がける
- 適度な運動で筋肉を元気にする
- 入浴や睡眠で自律神経のバランスを整える
- お腹の不調は改善する
- 冷たいものを控える
- エアコンに頼りすぎるのをやめて、腹巻などを利用する。
- 禁煙する
- 電磁波や静電気に気をつける
などです。
体が熱を作り出す力を上げるために、日々の生活で実践してくださいね。
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冷え性が改善したら、ほかに不調がある場合でも、改善されたりしますよ(^^)