スーツの上に着て似合うコートは、3つあります。
一般的に、スーツスタイルにふさわしいコート、という意味で3つになります。
ビジネス上で着られる場合には、その3つのうちの1つを選んでおけば、大丈夫ですよ。
今回は、スーツの上に着るメンズコートのご紹介です。
コートの色や着方や、ベルトの締め方も参考にしてくださいね。
この記事の目次
スーツに合うメンズコートはこれだ!
ステンカラーコート
出典:suit-select
「スーツの上に着るコートを一つ選んで。」と言われれば、このステンカラーコートをおすすめします。
ステンカラーコートの特徴
ステンカラーコートは別名、「ターンオーバー・カラー」や「バルマカーンコート」と言います。
ステンカラーコートは最もベーシックな形と言えます。
ボタンは首元まであって、かけても、外してもOKです。
ステンカラーコートのステンカラーとは、スタンド・フォール・カラー(Stand Fall Collor)が変化した、と言われ、立ち上がった襟が折り返されているものをいいます。
ステンカラーコートの素材
ステンカラーコートの中でも、ウール素材のものは、一年で一番寒い時期にスーツの上に羽織るものとして、定番となっています。
一般的にスーツスタイルには、天然素材のものを着る、ということになっていますので、ウールのステンカラーコートであれば、安心です。
また、少し薄手のモノも欲しい、という場合には、雨の日にも着用できる、防水性のあるナイロンなどの合成繊維でできたステンカラーコートがおすすめです。
裏地に、取り外しのきくウール素材のモノがついてるものもあります。
ステンカラーコートの色
ステンカラーコートの色は、ネイビーブルーかチャコールグレーがいいでしょう。
スーツ選びと同じように、自分の顔色が明るく映る色を選ぶと、良く似合いますよ。
また、お持ちのスーツに良く合うものだったり、フォーマルな場面でない場合は、ベージュ系を選ぶのもいいですね。
トレンチコート
出典:ZOZO TOWN
トレンチコートも、スーツの上に着る定番のコートのひとつです。
トレンチコートの特徴
トレンチコートの「トレンチ」とは、「敵の弾から身を隠すための空堀(からぼり):塹壕(ざんごう)」という意味があって、 第1次世界大戦中のイギリス陸軍が着ていた上着が、トレンチコートです。
一般的にボタンはダブルで、ベルトで締めるようになっているのが特徴です。
また、背中にケープバック (背おおい)がついているものがあったりします。
トレンチコートの素材
トレンチコートの素材は、ギャバジンと呼ばれるしっかりとした、丈夫に織られたコットンが一般的です。
裏地に、取り外し可能なウール素材を使っているものもあります。
トレンチコートの色
色は、バーバリーのトレンチコートに代表されるような、ベージュ系が多いですよね。
ベージュ系といっても、色んないろがあります、
選ぶ際には、やはり自分の顔が良く映るものを中心に、スーツの色との兼ね合いで選ぶと、いいですね。
ビジネスの場では、黒か紺のトレンチコートがいいでしょう。
ベルトの使い方
トレンチコートのベルトの結び方に、迷う方も多いでしょう。
普通にバックルに通してもいいですし、正面よりは少し横で、固結びをするのもいいでしょう。
基本的にスーツと合わせるときは、ウエストをベルトでしっかり結んでくださいね。
チェスター(フィールド)コート
チェスターコートの特徴
スーツの上に着るオシャレなコートといえば、このチェスタコートです。
フォーマルな場面でも、このチェスターコートが合います。
チェスターフィールドコートの名前の由来は、19世紀に、チェスターフィールド伯爵がはじめて着た、という説があります。
着丈は、膝くらいまで、とちょっと長めなのが特徴です。
最近では、もっと短いのも出ています。
コートの着丈は、長いものの方がフォーマ、短くなるとカジュアルに向きます。
一般的に、胸にはポケットがついていて、両脇のポケットに、フラップが付いているのが特徴です。
襟は、ノッチド・ラペル・カラーと言って、ジャケットなどで一般的な襟の形をしています。
上襟の生地がベルベット素材になっていたり、ウエストを絞っている形のモノがあったりと、とってもドレッシーな印象を与えるものもあります。
それゆえ、着こなすのがちょっと難しかったりするのが、このチェスターコートです。
チェスターコートの素材
一般的なチェスターコートの素材は、ウールを中心に、カシミア、メルトン、ポリエステル混紡などです。
チェスターコートの色
チェスターコートは胸元が空いているので、スーツの色と合わせるのが、ポイントになります。
基本的には、スーツと同系色であれば大丈夫です。
スーツの色より、少し濃い目であれば、さらにいいですね。
サイズはきっちり合わせましょう
スーツの丈にあわせる
コートをスーツに合わせるときに、一番のポイントとなるのは、着丈です。
スーツに良く合う丈は、スーツの上着が隠れる長さで、膝よりも上です。
サイズ選びのチェックポイント
また、肩幅も重要です。
スーツを選ぶ時と同じで、大き目のものは、だぶついて、コートに着られているような印象になり、あまりカッコイイとは言えません。
着てみて、丁度いいと思っても、ひとつ下のサイズを着てみると、さらに丁度いい、なんていうことは珍しいことではありません。
色いろ試着して、確認してみてくださいね。
次に確認するところは、袖丈です。
腕を下ろしたときに、スーツの袖や、シャツの袖が見えていたら、少し短い、ということになります。
スーツもシャツも、隠れる長さのものを選ぶようにしてくださいね。
コートの袖が長すぎる場合は、お直しがきくこともありますので、店員さんに尋ねてみましょう。
最後に胴回りがだぶついていないかも、チェックしてください。
体にフィットしているほうが、オシャレな印象をあたえます。
試着の際の注意点
購入する時は、自分のスーツを着て、試着することをオススメします。
サイズ合わせはもちろん、色を合わせるためにも、ご自分のスーツはあった方がいいので、持っていくか、着ていくのをオススメします。
もし、その場にない、という場合は店員さんに、自分のスーツに近いものを貸してもらいましょう。
ダウンジャケットはNG!?
暖かい、といえばダウンジャケットを思い浮かべる人もいると思います。
軽くて便利な面も、捨てがたいですよね。
でも、ダウンジャケットは元々、登山などのアウトドアで用いる防寒着なので、スーツ着用の時にはあいません。
素材も、機能性重視の合成繊維のモノが多いですよね。
スーツスタイルの一般的なルールからは、外れてしまうことになります。
まとめ
いかがでしたか。
ビジネススーツに合うコート選びに迷ったら、まずは、ステンカラーコートを選んでください。
ステンカラーコートに飽きてきたり、他のモノを着たくなったら、トレンチコートやチェスターコートをおすすめします。
購入される時は、着丈に注意して、スーツの上着の裾より短くならないようにしてくださいね。
スーツがバッチリ決まって、さらにコートがバッチリ決まると、最高ですね。
寒い冬も、心は温かくなりそうです(^^)
スーツはあなたの体型で選びましょう。
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ご自分に合う、素敵なものを選んでくださいね(^^)