料理酒を使いこなしてますか。
料理酒は、料理をおいしくするとっておきのアイテムなんです。
今回は、料理酒の効果や使い方をご紹介します。
料理酒の効果を知れば、きっと離せなくなるとおもいますよ。
今日からあなたもお料理名人ですね。
料理酒の効果は凄い!
ジューシーに仕上がります
アルコールには酸味があります。この酸味はタンパク質やデンプンを固くするんですね。
この作用を利用するのは、ステーキ肉を焼く時などです。
肉の表面だけにアルコールを浸してから焼くと、表面が硬くなり、壁を作り、肉汁を中に閉じ込めるので、ジューシーなステーキが出来上がるというわけです。
アルコールの中で最も酸が多く入っているのが、赤ワイン。
次に白ワイン。続いて日本酒です。
コクが出ます
アルコールには高い浸透性があります。
煮物などを作る時にお酒を入れておくと、ほかの調味料も具材に味がしみ込みやすくなります。
お酒に含まれるうまみ成分と、具材の中のうまみ成分が合わさると、さらにうまくなる「コクがある」という状態になります。
これ、たまりませんよね。
ただし、料理酒と言われるものには塩分が加えられ、少し味が濃くなっていますので、料理酒を使う時には味付けにお気をつけください。
さっそく、煮物を作りたくなってきたのではありませんか。
でも、もう少しこれを読み進めてくださいね(^^)
臭みが抜けます
煮魚を作る時にお酒を入れるのは、アルコールの揮発性(液体が気体になること)を利用してくさみを取るためです。
お酒を入れなくても、加熱すれば臭みは抜けますが、揮発性の高いアルコールを入れることによって、より早く沢山の臭みを取ることが出来るというわけです。
煮魚を作る時は、煮汁の半分くらいの酒と、魚を一緒に煮汁に入れてから、火にかけるのが臭みを取るコツです。
煮くずれも防いでくれますので、煮魚には欠かせませんね。
閉じ込めて柔らかくします
アルコールにはまた、沸点を下げる働きもあります。
加熱すると身が固くなりがちな貝類などは、この作用を利用します。
材料が持っている水分が失われにくく、柔らかく仕上がります。
ただし、使いすぎると身が固くなってしまいますので、注意が必要です。
焼き色と香りを付ける
アルコールに含まれるグルコースやアミノ酸、糖質は加熱により、美しい焼き色や香ばしい香りをつけます。
魚を焼く前に、お酒を一振りしておくと臭みが取れるし、いい香りがするのです。
フランベという調理法で、仕上げにブランデーやラム酒などのアルコール度数の高いものをフライパンに振りかけるのも、香りをつけるためです。
ガスコンロの火を引火させてアルコール分を飛ばしていますね。
ただこの調理法は、一流のコックさんでないと効果がでない難しい調理法ですし、一般の家庭では危ないですので、やらないでくださいね。
香り付けは、焼き魚をするときに活用してください。
まとめ
いかがでしたか。
料理酒って凄いですよね。
お肉をジューシーにして、
素材のコクをだし、
臭みはとるけど、やわらかさを出し、
焼き色や香りまでつけてくれます。
ぜひ、料理酒を上手に使ってくださいね。
お酢の使い方を知りたい方はこちらもどうぞご覧ください。
風邪をひいからこれを召し上がってください。
最後まで読んでくださってまことにありがとうございます。