革靴はお手入れ次第で、20年はもつ、ということをご存知ですか。
それにはちょっとしたコツがありますし、正しい方法で、頻度を守ってお手入れする必要があります。
革靴のお手入れは、意外と簡単で、慣れれば面倒ということはないでしょう。むしろ、お手入れしないと気持ち悪い、という感覚になるかもしれませんね。
今回は、革靴のお手入れ方法と頻度、使う布、履く前にしておくこと、などのご紹介です。
この記事の目次
革靴のお手入れ方法
今回はスムースレザーと呼ばれる、表面がツルっとした革靴のお手入れ方法をご紹介します。
シューキーパーでシワを伸ばす
まずは、シューキーパーを入れて履きシワの部分を伸ばしましょう。
しわが出来てしまっていては、汚れが落ちにくく、後で付けるクリームなどもしわの部分にたまりやすくなります。シューキーパーを使うと作業もしやすいですよ。
シューキーパーは100均のお店でゲット
シューキーパーは、保管の時に型崩れ防止用としても使えますので、もっていると便利ですよ。
中でも木製のシューキーパーは、靴の中の湿気も取ってくれますので、カビ防止にもなりますからオススメです。
シューキーパーは、100均のお店で買うこともできます。
泥汚れを取る
靴に 泥が付いている時は、まずそれを取りましょう。
ウエットティッシュなどがあれば便利ですね。なければ、コットンパフをちょっと濡らすか、雑巾などを絞って拭きましょう。
ブラシでほこりをとる
次に靴全体のホコリをブラシでとります。
馬毛でできた細くて柔らかいブラシが、ホコリをとるのには適しています。
縫い目やシワ、コバと呼ばれる靴底と靴を縫い合わせている部分、ヒールも丁寧にササッと、とりましょう。
油分をふき取る
ホコリと泥汚れが取れたら、今度は靴についている 油汚れを一度全てキレイにふき取ります。
化粧落としをするようなイメージで、靴についているワックスや靴クリームなどが無い状態にします。
液体クリーナーで
(液体クリーナーの例↑)
靴用の液体クリーナーなどを使います。
拭き方
古布に液体クリーナーを付けて、丁寧に取っていきます。
注意
革を傷めないように、やさしくしてくださいね。ゴシゴシこするのは禁物です。
古布
古布は着なくなった肌着やTシャツを利用しましょう。肌にいい素材のものは靴にもいいですので、柔らかいコットン生地があればベストです。
注意
古布は、常に新しいキレイな面が靴にあたるように、注意しながら拭いてくださいね。
隙間もしっかり
縫い目やシワ、コバの部分も忘れずに拭きましょう。
革に水分と栄養を与えるために乳化性クリームを塗る
(乳化性クリームの例↑)
次は乳化性のクリームを塗っていきます。これは靴に 適度な水分と栄養をバランスよく与えるためです。
顔に化粧水や乳液を塗るイメージですね。
色は
新品のうちは無色(ニュートラル)のものを使っておけばいいのではないでしょうか。
いろんな色の靴に使うことができますしね。
もちろんお好みで色つきを塗っても問題ありません。
ペネトレィトブラシ
(ペネトレィトブラシの例↑)
乳化性クリームを塗るときには、ペネトレィトブラシと呼ばれるものがあれば、便利です。
なければ、やわらかい歯ブラシでも代用できます。
塗り方
ブラシに乳化性のクリームをつけて、素早く全体にのばします。
分量
分量は片足であずき粒1個ほどです。
ブラッシングでクリームを広げる
豚毛か、化学繊維のブラシで乳化性クリームをさらに全体に均等に広げていきます。
余分なクリームを落とす
それと同時に余分なクリームも払い落とします。
豚毛か、化学繊維を使うわけ
このとき使うブラシは、ホコリを取る時に使った馬毛よりも毛が固くてコシがある、豚毛か化学繊維のものがオススメです。
クリームを靴になじませやすく、かつ余分なクリームを払い落とすのに便利だからです。
注意
このときも細部に気をつけましょう。縫い目やシワ、コバの部分もブラッシングしてくださいね。
仕上げ
布で
最後の仕上げは、ウエスなどの乾いた布で全体を拭いていきます。
このときにツヤが出てきます。布の変わりに パンストを使っても、キレイに仕上げることができますよ。
手に入るという方は、やってみてください。
注意1
クリームがダマになっていないか気をつけながら、均等にのばし、なめらかにするような感じで行ってください。
ダマになると、そこの部分の通気性が悪くなったりしますので、注意してくださいね。
注意2
常に布のキレイな面が靴に当たるようにしましょう。クリームが布に付かなくなるくらいまでやりましょう。
部分仕上げ
お好みで部分的にワックスを塗っても、いいですね。
ワックスはコーティングですので、靴全体に塗ってしまうと、革が呼吸しづらくなってしまいます。
そうなると、ひび割れなどが起こる原因になります。
つま先やかかと、コバの部分に傷防止や防水のために少量塗るのがいいですね。雨が降りそうなときに塗る、というのでもいいでしょう。
塗る時は、ワックスを布にとって、革靴に薄くのばします。
革靴のお手入れにかかる時間・頻度は?
革靴のお手入れに必要な時間は、5分くらいです。慣れれば、5分もかかりませんよ。
通常のお手入れ方法で、5、6回履いて一回くらいの頻度でお手入れされると、革靴がうんと長持ちします。
あと、雨で濡れた時も、靴へのダメージを回復するために、お手入れされるといいですね。よく乾かしてから、してくださいね。
買ってすぐ、履く前にする
そして大切なことですが、革靴を買った時、履く前にすぐにこれをやっておくと、靴をさらに長持ちさせることができます。
履く前のお手入れは、「革に水分と栄養を与えるために乳化性クリームを塗る」というところからですね。
靴の表面をしっかり保護してくれますよ。
毎回の手入れ
履いて帰ってきた時に毎回やっておくといいのが、ブラシで汚れを取っておくことです。馬の毛などの柔らかいブラシでササッとやるのを習慣付けましょう。
泥汚れも見つけやすいですので、キレイを維持するのにもいいですよ。
まとめ
いかがでしたか。
お肌のケアをするようなつもりで、靴も手入れをしておくと、長くキレイな状態が維持できますよ。
お手入れの頻度は、5、6回履いて、1回くらいです。
お手入れに使う道具は、100均のお店で見つけることもできますので、使ってみるのもいいかもしれません。
また、ネットでセットで売っていたりもしますので、どれを買えばいいかよく分からない人には、おすすめです。
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