お盆が終わったと思ったら、次はお彼岸?ところでお彼岸って何? という方も、実はたくさんいらっしゃいますよね。
それに、「十五夜」という月見団子を食べる慣習もあったりして、ますます???なんて。
この辺で、お盆とお彼岸の違い、お彼岸に食べるものは何? といったことをおさらいしておきましょう。お彼岸にお供えする、おはぎとぼた餅の違いもご紹介していますよ。
あなたは、おはぎとぼた餅、どっちが好きですか。
この記事の目次
お彼岸(ひがん)の意味
「彼岸」とは仏教の言葉で、悩みや欲望の心を越えた、「幸せの世界」悟りの世界のことなのです。悟りの世界は 西の彼方にある、とされていました。
一年の中でお日様が最も 西に行く、春分の日と、秋分の日に、この悟りの世界に思いをはせて、お日様を拝んでいたのが彼岸のはじまりとされています。
「幸せになりたい」という願いは、いつの時代にも変わらない、ということですね。
日本人は昔から万物に神様が宿っていると、考えていました。それは太陽に対しても同じで「お日様」なんて言ったりして、信仰の気持ちがありましたよね。これが、お彼岸の始まりとなる、西と太陽を結び付けた理由です。
彼岸は「日」に「願う」と書いて、「日願」から来ているという説もあります。
お彼岸にお墓参り
生を終えたあとに、彼岸に行けることを願っていたのが、いつの間にか、生を終えていった、 ご先祖様を供養する行事として定着し、春分の日と、秋分の日の辺りに、お墓参りに行く、という風習となったということです。
お彼岸は7日間
お彼岸は春分の日と、秋分の日をそれぞれ中日にして、計7日間のことを言います。
2016年の秋のお彼岸はいつ?
2016年の春のお彼岸は 3月17日(木) から3月23日(水)までで、春分の日が3月20日(日) です。
2016年の秋のお彼岸は9月19日(月)から 9月25日(日)で、秋分の日が9月22日(木) になります。
お彼岸にはおはぎ?ぼた餅?
お彼岸には、おはぎをお供えする風習がありますが、その理由は、おはぎの材料である「あずき」の色にあります。
あずきの朱色には、災難から身を守ってくれる効果がある、とされていたからなのです。
おはぎとぼた餅
おはぎには「ぼた餅」という別の名前もありますよね。おはぎは漢字で書くと「お萩」。ぼた餅は「牡丹餅」です。
どちらも、花の名前がついています。「牡丹」は 春に咲く花で、「萩」は 秋の花なのです。ぼた餅を春のお彼岸に食べ、おはぎは秋のお彼岸に食べる、というのですが、違いは何でしょう。
実は、違いというのはあまりありません。しいていうなら、牡丹は萩よりも花が大きめなので、ぼた餅も大きめに作られ、それより小さめに作られるのが、おはぎ、というわけなのです。
十五夜の月見団子
同じように、お供えするものに、十五夜の月見団子がありますよね。
十五夜とは秋の美しい満月のことで、その満月を拝みながら、秋に取れたサトイモなどを団子にしてお供えし、健康や幸福に感謝するようになったことが始まりとされています。
十五夜の由来や団子のことは、こちらで詳しくご紹介しています。
お盆の由来
お盆の由来も見ておきましょう。比べると憶えやすいですよね。
お盆は、簡単に言うと、 ご先祖様が帰ってこられるという日で、7月13日にお迎えし、7月16日に再び送り出します。
西日本などでは、8月の13日から16日に行われたりしますよね。
13日には迎え火をたいて、ご先祖様が迷わずに帰ってこられるようにし、16日には送り火をたいて送り出します。
日本で代表的な送り火に、京都の「五山の送り火」がありますよね。
「五山の送り火」や、日本各地の大きなお盆の行事はこちらでご紹介しています。
「日本各地のお盆行事11選。」
まとめ
いかがでしたか。
お彼岸とお盆の違いは、ご理解いただけましたか。おはぎとぼた餅の違いはどうですか。
おはぎとぼた餅の違いは、実際は難しいですよね。筆者などは粒あんと、こしあんのちょうど真ん中くらいのあんこが好きですから 。
手作りするときも、大きさがバラバラになりますので、おはぎなのかぼた餅なのかは、誰にも分らないと思います ^^)
お彼岸とお盆の違いを忘れてしまったら、また見に来てくださいね。
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おはぎが凄く食べたくなりました(^^)