抜け毛を予防するためには、髪の毛や頭皮に害を与えないことと、栄養を途切れさせないことですよね。
そのためにできることは、たくさんありますよ。
逆にもし、日常生活で何気なくやっていたことが抜け毛の原因になっていた、なんてことになっていたらすぐに変更していきましょう。
今回は、抜け毛を予防する方法や、知らないと抜け毛の原因になる、ということなどを色々と解説していきます。
男性も女性も参考にしてくださいね。
この記事の目次
抜け毛を予防するための方法や大切なこと
抜け毛を予防するために大切なことは、次の4つです。
- 頭皮の血行を改善して抜け毛を予防する
- 髪を作る食べ物を摂取して抜け毛を予防する
- 皮脂量を調節して抜け毛を予防する
- 頭皮や髪の毛に害を与えていたら改善して、抜け毛を予防する
それぞれについて詳しく解説していきます。
頭皮の血行を改善して抜け毛を予防する!
抜け毛を予防するために必要なことは、なんといっても 頭皮の健康を保つことです。
栄養たっぷりの土壌に、しっかりとした木や植物が育つように、頭皮に栄養が行き届き、余分な皮脂がなく、常在菌の状態を正常に保ち、頭皮が荒れないようにすれば、抜け毛の心配をするどころか、ふさふさの髪の毛の感触を楽しむことができます。
頭皮は硬くなるもの!?
頭皮はケアしなければ、血行が悪くなりやすいところです。
頭頂部の皮膚の下には筋肉がありませんので、ほかの部位のように筋肉を動かして血行を良くする、ということができません。
また、筋肉がある部分も、放っておいたら老廃物がたまって固くなってしまうのです。
血管が退化する!?
頭皮が固くなると、当然血行が悪くなってしまい、動かない部分の毛細血管は、退化してくる恐れさえあります。
血液は栄養を届ける
毛細血管が隅々まで行き届き、血液の流れをよくしておかなければ、頭皮や髪の毛に必要な栄養を届けることができません。
しかも頭皮は、 体の中で最も細胞分裂が盛んなところなので、栄養も酸素もたくさん必要です。正常な頭皮であれば、成長期にある髪の毛全部を、毎日約0.4mmずつ伸ばしているのですから。
しかもしかも頭皮は、体の一番上にありますので、重力に逆らって血液を流れさせなくてはいけませんよね。
頭皮の血行を改善する具体的な方法
マッサージで頭皮をやわらかくする
マッサージはとっても大切です。 頭皮をこすらないように、頭皮がやわらかくなるようにやさしくマッサージしてください。
具体的なやり方は、こちらを参考にしていただければと思います。
ストレスをためない
ストレスは自律神経の働きをみだし、正常な細胞分裂の活動を阻害してしまいます。しっかりと太い毛を作るために、ストレスは上手に解消しましょう。
髪を作る食べ物を摂取して抜け毛予防!
髪の毛は、19種類のアミノ酸と亜鉛などのミネラルでできています。その中で最も多いのが、シスチンという硫黄を含んだアミノ酸です。
私たちが1日に必要なタンパク質、55~70gのうちの、1/3にあたる18~23gほどは、硫黄を含んだアミノ酸を摂取するようにすると、抜け毛予防に効果的です。
硫黄を含んだアミノ酸を含む食べ物は?
動物性のタンパク質か、大豆製品のタンパク質に、硫黄を含んだアミノ酸は、多く含まれています。
ただし、脂肪をあまり含んでいない食べ物の方がいいでしょう。皮なしの鶏もも肉や、牛肉・豚肉であればヒレ肉、アジやイワシ、サンマなどの白身魚などをおすすめします。
白髪が気になる方でしたら、アミノ酸のチロシンがおすすめです。チロシンは、アジ、大豆製品、卵、玄米などに多く含まれています。
アミノ酸だけでは足りない!?
アミノ酸を多く含む食べ物だけをとれば抜け毛予防になるか、というとそんな簡単なことではありません。
アミノ酸が髪の毛になるには、 炭水化物と脂質のエネルギー、ビタミンやミネラルの機能が必要なのです。
体の他の部分と同じように、頭皮の環境をよくして抜け毛を予防するためには、バランスの良い食事をすることがベストなのですね。
皮脂量を調節して予防!
シャンプーは皮脂量に合わせて回数を決める
皮脂量は多すぎても少なすぎてもよくありません。
頭皮ケアのかなめであるシャンプーは、頭皮の皮脂量に合わせて、 回数などを調節する必要があります。
皮脂が多いからと、洗浄力の強いシャンプーをたっぷり頭につけて、ゴシゴシこする、ということではありません。
シャンプーの前にオイルでマッサージ
多すぎる皮脂は、ホホバオイルなどを使ってマッサージし、シャンプーの前に溶かせて浮かす、ということが有効な場合もあります。
お湯でしっかり前洗い
また、シャンプー剤を頭につける前に、しっかりお湯だけで汚れを取ることも、シャンプー剤を使いすぎないために大切なことです。
乾燥しやすい方は、お湯だけで済ませてもいいくらいですよ。
「泡が立たないと、洗った気にならない」、という方もいらっしゃると思いますが、シャンプーは 皮脂量や頭皮の状態に合わせて行う、ということが大切になります。
そのほかに皮脂量を適度な量に保つためには、次のようなことに注意する必要があります。
エアコンの風に注意する
エアコンの風が直接当たらないようにして、長時間エアコンのきいた部屋にいないということも大切です。
乾燥は頭皮にもよくありません。血行が悪くなる原因にもなります。
痛み止めや血圧調整剤の服用を見直す
長期間にわたる薬の服用は、心臓や腎臓に負担をかけて、自律神経の働きを乱すことで、ホルモンのバランスをくずし、 皮脂を過剰に分泌させる原因になることがあります。
髪の毛がやせたり、猫毛になることもあるのです。
薬の服用は、もちろん必要な場合がありますが、医師に相談したり、見直してみることもいいかもしれません。
塩分を取りすぎない
塩分を取りすぎは、体に必要なミネラルを、大量に消費することになります。
また、血管に負荷がかかり、オイリー体質になることがある、と言われています。
頭皮は脂っぽいのに、髪の毛は硬くゴワゴワで、切れ毛や枝毛があるという方は、塩分を取りすぎているかもしれませんよ。
ラーメンのお汁は飲み干さないなど、注意してくださいね。
頭皮をこすらない
シャンプーの時などに頭皮をゴシゴシこすってしまうと、皮脂腺の分泌を狂わせて、皮脂が過剰に出てしまうことがあると言われています。
必要な皮脂までとってしまうこともありますので、注意しましょう。
正しいシャンプーの仕方はこちらでご紹介しています。
頭皮や髪の毛に害を与えない
頭皮に残さない!
シャンプーやトリートメントで、頭皮と髪の毛を綺麗にしたつもりが、悪影響を与えていた、ということがあります。
シャンプーはタイプによって、洗浄力や頭皮に与えるダメージ、すすぎやすさに違いがあります。成分によりシャンプー剤が毛穴に詰まりやすいものや、髪の毛にたまりやすいものなどがあるのです。
お使いのシャンプーの 性質をよく理解して使うことが抜け毛予防になります。。
シャンプーの種類やすすぎやすさの違いなどについてはこちらでご紹介しています。
毛穴に詰まっている!?
リンスやトリートメントは 頭皮につかないようにしていらっしゃいますか。毛先を中心につけるようにしてくださいね。
毛穴に詰まると、抜け毛の原因になってしまいます。
そのほかに髪の毛や頭皮に害を与えるものには、次のようなことがあります。
紫外線から頭皮と髪を守る
直射日光を当てると枯れてしまう植物があるように、頭皮や髪の毛にとっても直射日光による紫外線は頭皮や髪の毛に害をもたらし、抜け毛を引き起こすことがあります。
紫外線により活性酸素を発生させてしまうと、皮脂を酸化させ、脂肪酸や過酸化脂質などを作ります。脂肪酸や過酸化脂質は、頭皮に炎症を起こし、抜け毛の原因になるフケが大量にできることがあるのです。
ブラッシングは丁寧に
ブラッシングは髪の毛をいためないように、ゆっくりブラシを動かすことが抜け毛予防になります。毛先から少しずつ全体へと、とかしていきましょう。
髪の毛が長い方や多い方は、分けて丁寧に行ってくださいね。
枕カバーで抜け毛予防!
寝ている間の髪の毛は、頭の重みと枕カバーとの摩擦でいたんでいる、ということをご存知ですか。
私たちの頭の重さは、体重の約10パーセントもあります。体重が60kgの方なら、6kgの重さが髪の毛にのしかかっていることになりますね。
枕カバーはなるべくやわらかく、タオルなどのように毛の長いものがおすすめです。朝起きたときに、枕に抜け毛がたくさんある、という方は、枕カバーをかえてみるだけで、抜け毛を減らすことができるでしょう。
整髪料・トリートメントの使用を見直してみる
セット力のある整髪料のノリの成分は、キューティクルを固めて、髪の毛の呼吸を阻害しています。整髪料の常用により、弾力が低下した細く切れやすい髪の毛になってしまうのです。
トリートメントや整髪料に含まれている油脂分や香料、乳化剤などの化合物が髪の毛に蓄積されると、髪のタンパク質をおかし、 キューティクルを劣化されてしまうこともあります。
紫外線の害がそこに加わると、蓄積されている化合物が酸化するので、さらに髪の毛をやせさせ、切れ毛がたくさんできてしまう恐れがあります。
また、油脂分が毛穴につまってしまうと、細くて成長不良の髪の毛が育ち、いずれ抜け毛になってしまいます。
まとめ
いかがでしたか。
髪の毛って、多い時や元気な時は無頓着に扱ってしまいがちですが、少なくなったり、元気がなくなってくるとあせりますよね。
髪の毛をより長く美しく保つためには、毎日のケアが本当に重要です。
抜け毛を予防するためには、
- 頭皮の血行を良くすること・マッサージは有効です
- 栄養のあるものを食べること・塩分を取りすぎないようにしましょう
- シャンプーは正しく行うこと・頭皮の状態やシャンプーのことを知りましょう
- 頭皮や髪の毛にダメージを与えないこと・紫外線やエアコンの風に注意しましょう
などです。
具体的な方法はまだまだたくさんありますので、また見返してみてくださいね。
抜け毛の原因を知っておくことも予防になります
女性の抜け毛の原因を知って予防しましょう
ストレスや病気を予防することも大切です
わかっているのに止められない、という悪習慣があったら、頑張って改善していきましょう(^^)