ニキビの芯には、いろんな段階があり、正しい対処の仕方に違いがあります。
ニキビの芯は、なるべく早く対処することが大切ですが、気が付いたときはもう遅い、ということも多いです。
今回は、ニキビの芯の状態を、段階別に画像を参考に見ていき、跡が残らないようにするために、良いと言われる対処の仕方などについて解説していきます。
ニキビの芯の匂いが気になるときもありますね。
この記事の目次
ニキビの芯は、ニキビの進行により変化する
ニキビの芯は、ニキビの進行具合によって、状態が変化します。
初期状態のニキビの芯
ニキビの最初の段階は、毛穴がふさがれ、皮脂やアクネ菌などの細菌、角化物質などが中に閉じ込められて、芯ができてしまった状態です。
皮膚の色に変化はなく、小さな盛り上がりができます。
【ニキビの芯】白ニキビの画像
これが、ニキビの初期症状で、白ニキビと言われています。
大きくなったニキビの芯
毛穴に閉じ込められている皮脂などが増加すると、芯が大きくなります。すると、毛穴が押し上げられるように小さく開き、中に詰まっているものが、黒い固まりとして見えてきます。
【ニキビの芯】黒ニキビの画像
これが、黒ニキビと言われるものです。
黒い色をしているのは、メラニンが増加しているためだと考えられています。
ニキビの芯が炎症を起こした状態
ニキビの芯が炎症を起こすと、肌が赤くなり、腫れも大きくなります。
【ニキビの芯】赤ニキビの画像
これが赤ニキビです。
膿んでしまったニキビの芯
赤ニキビがさらに進行すると、膿の袋ができてしまいます。
【ニキビの芯】黄ニキビの画像
これが、黄ニキビと言われるものです。
深いところにあるニキビの芯
さらにさらに進むと、肌の深いところまで炎症が進行して、ニキビの芯が大豆くらいの大きさの、固いしこりになってしまうことがあります。
ニキビの芯の匂いが臭い!?
ニキビの芯の匂いが臭いのは、皮脂を細菌が分解するからです。
ニキビの芯が大きくなればなるほど、また膿ができるほど、匂いは臭くなります。
これは、体に生じるいろんな匂いや、洗濯物に生じる匂いの原因と同じです。
ニキビの芯は出した方がいいの?
ニキビの芯は、肌にとっていいものではありませんので、できるだけ取り出した方がいいですね。
ニキビの芯、出し方動画
次の動画は、皮膚科医によるニキビ圧出の模様です。
針のようなものを使って小さな穴をあけ、圧出の器具を使って丁寧に取り出していますね。
自分でニキビの芯を取り出してもいいの?
ニキビができたら、ついつい自分でもニキビの芯を取り出したくなりますが、自分でするのはせいぜい炎症が起こる前の、白ニキビか黒ニキビまでにしておいた方がいいと言われています。
自分で下手にやってしまうと、ニキビの跡が残ってしまったり、炎症がひどくなる恐れがあるからです。
ニキビが炎症を始めると、周りの細胞が線維化を起こしはじめ、ニキビのあったところが引っ張られてへこんでしまったり、逆に盛り上がってしまう、ということが起こってしまいます。
ニキビ跡については、こちらで詳しく解説していますので、参考にしていただければと思います。
ニキビの芯の出し方
ニキビの芯は、器具を使って出す
ニキビの芯を出すときは、動画で出てきたような器具を使うことをおすすめします。薬局などでは、コメドプッシャーなどという名前で販売されています。
ニキビの芯は、綿棒を使って出す
2本の綿棒を使って、ニキビの芯を押し出す方法もあります。
お風呂上りなど、肌が柔らかく、手や顔が清潔な状態の時に、綿棒の先を向かい合わせにして、ニキビを下から押し出すようにはさみ、芯を出します。
押し出した後も手で触ったりしないように注意しましょう。
コメドプッシャーで行う場合も、清潔な状態で使ってくださいね。
自己判断で対処しないことが大切です。
ニキビで医療機関にかかる人はたいへん少なく、一人で悩んでいる人が多いと言われています。
ニキビの芯を自分でとって、悪化させてしまうこともあるでしょうし、市販の薬でなかなか治らない、ということもあるでしょう。
ニキビの状態は、素人がみてもわかりにくいですよね。心配な時は、迷わず医師の診察を受けるようにしてくださいね。
まとめ
ニキビの芯について見てきましたが、いかがでしたか。
ニキビの芯には色々な状態があります。
皮脂などが詰まって盛り上がる、初期の白ニキビ。
毛穴が開いて、黒くなったニキビの芯が見える黒ニキビ。
炎症がはじまり、赤くなった赤ニキビ。
膿の袋ができる黄ニキビ。
皮膚の奥へと炎症が進み、ニキビの芯が大きく固いしこりになってしまったニキビ。
ニキビの芯を取りだすときは、慎重に!心配な時は皮膚科を受診してくださいね。
ニキビができないように、生活習慣にも気を付けてくださいね ^^