にんにくを熟成、発酵させて作った黒にんにくはもう召し上がりましたか。だとしたら、黒ニンニクの効果を、食べた次の日の朝にはもう実感されていることでしょう。
ですが、黒にんにくの効果・効能はそれだけではないのです。
そこで今回は、あの黒くてトロっとした感触の、黒にんにくの効果・効能を大特集としてお送りします。
今まで、臭いが気になるからと、食べるのをあきらめていた方も、チャンスですよ!
この記事の目次
黒にんにくの驚くべき効果・効能
黒にんにくの効果には、次のようなものがあります。
- 肌を錆びさせないアンチエイジング効果
- 加齢臭を防ぐ効果
- 生活習慣病を予防する効果
- 癌を予防する効果
- デトックス効果
- 疲労回復効果
- 不眠症を解消する効果
ひとつずつ解説していきます。
黒にんにくは、アンチエイジングに効果がある
私たちの肌を老いさせるものが、 活性酸素だということは、ご存知でしょう。金属が錆びていくのと同じように、私たちの肌細胞も過剰な活性酸素によって、錆びていくようなものです。
考えただけでも嫌ですよね。
活性酸素は、コラーゲンなどを分解する MMP(マトリクスメタロプロテアーゼ)と呼ばれ酵素を活性化させてしまい、光老化を促進させ、シミやしわをつくると考えられています。
また、肌表面にある皮脂の一種である スクワレンが、酸化して 過酸化スクワレンになると、 ニキビや肌荒れを起こし、肌の免疫機能を低下させる、と言われています。
活性酸素を抑え込む力を 「 抗酸化力」と言いますが。黒にんにくはこの抗酸化力が半端ないのです。
黒にんにくの元である白いにんにくでも、野菜の中で抗酸化力が1番強い、と言われていました。その抗酸化力が、熟成・発酵させた黒にんにくになると、 抗酸化力が約10倍もアップする、というからオドロキです。
黒にんにくは、加齢臭を予防する効果がある
先ほどご説明したニキビなどの原因になっている過酸化スクワレンは、 加齢臭の原因と考えれている ノネナールを、9₋ヘキサデセン酸を酸化分解させて発生させる、とも言われています。
つまり、加齢とともに活性酸素を抑え込む力が弱くなってくると、ノネナールが増えて、臭いが出てくる、というわけなのですが、それを阻止する効果が黒にんにくにはある、と言えますね。
黒にんにくは、生活習慣病を予防する
活性酸素は病気の発生において、実に90%以上も関係しているといわれています。
糖尿病、動脈硬化、アレルギー、肝機能障害、メタボリックシンドロームなどの 生活習慣病はまさに、この活性酸素が深く関わっています。
じつは、人間の身体の中にはもともと抗酸化力があることはあるのですが、年を重ねるごとに、だんだんとその能力が衰え、体の中にはどんどん活性酸素が蓄積されてしまうのです。
活性酸素は本当に要注意なのです。
黒にんにくは、この活性酸素の働きを抑える食品として大注目されています。
黒にんにくの癌を予防する効果
癌は、もっとも心配される病気のひとつですよね。
私たちの体の中には、傷ついた細胞が癌化しないように免疫システムが働いていますが、さまざまな理由でこの免疫システムが弱ってしまうことがあるのです。
そんな時に、細胞が癌化すれば、知らない間に数を増やしてしまう、ということが起こってしまいます。
熟成・発酵させた黒にんにくには、癌予防に効果のある「 ポリフェノール」、「 アミノ酸」、「 S-アリルシステイン」などの成分が、豊富に含まれています。
その量は、白いにんにくよりも数倍から数十倍も多いことが確認されています。
アメリカの国立がん研究所(NCI)で、がんを予防する効果が高い食べ物の1番に、にんにくが選ばれています。
そのあとには、キャベツ、しょうが、セロリ、にんじん、たまねぎなどが続きます。
免疫力が強化されると、風邪や肺炎などの感染症に対しても、抵抗力が強くなる、ということですよね。
関連記事⇒「免疫力が低下する原因は? 」
黒にんにくのデトックス効果
黒にんにくに含まれる、「 スコルジニン」という成分には、 体にたまった老廃物や有害毒素を分解し、体外に排出する、という働きがあります。
私たちの体の中には、食べたものの残りカスや、食品添加物などの化学物質、大気汚染などで入ってきた有害毒素が蓄積されています。
老廃物や毒素が体にたまったままになっていると、新陳代謝が進まなくなり、肌が荒れてくるのはもちろんのこと、太りやすい体質や疲れやすい体質になってしまいます。
黒にんにくに含まれる、 スコルジニンという成分が、 新陳代謝を助け、老廃物や毒素を排出してくれる、というわけなのです。
また、スコルジニンは、体内の栄養をエネルギーに変える力が強力なため、血管内にたまっているものも取り除かれ、血液はサラサラになり、血行が良くなる、という効果があると言われています。
体の中にたまっているいらないものが デトックスされ、代謝と血行がよくなれば、太りやすい体質、疲れやすい体質、冷え性なども改善される、というわけなのです。
黒にんにくの疲労回復効果
黒にんにくには、疲れた身体を元気にし、感染症を予防したり、血の流れを改善する「アリシン」が豊富に含まれていて、その量は、白いにんにくの 2倍だと、言われています。
アリシンとは、玉ねぎなどにも含まれている、あの刺激的な臭いの成分です。血液中の脂肪を減らして、血をサラサラにする働きがあると言われていますので、疲労回復のほかに糖尿病、高血圧、動脈硬化の予防に効果があると考えられています。
アリシンは、 ビタミンB1といっしょに摂取すると、さらに疲労回復、新陳代謝の活性化、筋肉疲労の回復につながると言われています。
黒にんにくの不眠症を改善する効果
アリシンなどの香味成分には、睡眠効果があるとも言われていおり、神経を休めて、不眠症を改善したいときにも期待できます。
黒にんにくをおすすめするわけ
黒にんにくは、おやつとして食べられる
皮をむいて取り出した黒にんにくは、トロッとした感触です。食べてみると、始めはちょっとキツイ味に感じるかもしれませんが、慣れれば平気です。
生の時のようなあのきつさや苦味とは違いますので、子どもや高齢の方でも、食べられるでしょう。
臭いも激減していますから、食べた後に口がにおう、ということも筆者は気になりません。
おやつ感覚で食べることができますよ。
黒にんにくは、料理の必要がない
黒にんにくを、何の料理に使おうかと、悩む必要がありません。そのままで食べられるからです。もちろん料理にも使えます。
刻んでハンバーグのソースに加えるのもいいし、スライスしてカレーに入れてもいけますね。あなただけの、 オリジナル健康バツグン料理、を作るのも楽しいですね。
そのままでは食べられない、という小さな子供にも、これなら食べてもらえますね。
黒にんにくの一日の摂取量
黒にんにくの1日に食べる量の目安は、1片~2片です。
毎日続けられそうですよね。
いろいろなタイプの黒にんにくが出ています。参考にしたい方はこちらからどうぞ。
まとめ
いかがでしたか。
黒にんにくには凄い効果・効能がありますよね。
アンチエイジングに、生活習慣病やがんの予防、太りやすい体質の改善、免疫力の強化、疲労回復、不眠症予防などなど。
料理の手間がいらないのも魅力です。大切な人へのプレゼントにするのもいいですよ。
筆者は、実家の母にプレゼントしようとしたら、母は自分で作っていました ^^) 小さな炊飯器を買ってきて、にんにくを入れ、いつも保温状態にしておくとできる、と言っていました。
ただ、作っているときの臭いが凄いらしく、家の外に置いているらしいです ^^)
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