1日の仕事を終えたら、ふくらはぎや太ももがパンパンになって、家にたどり着くのがやっと、というくらい足が疲れていることってありますよね。
疲れを通り越して痛い!、ということもあります。
そんな足の疲れはなるべく早くとって、すっきりしたいですね。
今回は、一日中動き回ったり、立ち続けていたり、座り続けていたために疲労した、足の疲れを取る方法をご紹介します。
足の疲労を回復する方法
家にたどり着いたらすぐにでも横になって寝たい、ということもあるかもしれません。睡眠はやはり一番の疲労回復になるでしょう。
でも、そういうわけにはいきませんよね。顔や頭皮を洗わないと、肌をいためてしまいます。
ちょっと頑張って、まずはお風呂でふくらはぎの疲労を回復させましょう。
睡眠以外で足の疲労回復を狙うなら...
- お風呂に入っているときにやれること
- お風呂上りにやっておくとよいこと
- そもそもの疲れをためないために、仕事中に意識してやること
この3つを知っておくのが良いでしょう。
それぞれ詳しく解説していきますね♪
★お風呂で足の疲労を回復させる
お風呂でできるふくらはぎの疲労回復方法は、次の4つです。
● シャワーを使ってマッサージ
● ツボも同時に刺激する
● 足と手を組んで足首を回す
● 炭酸ガスの泡で血行促進
● シャワーを使ってマッサージ
シャワーを使ってマッサージといっても、シャワーの頭をふくらはぎに当てて、ぐりぐりするというのではない、ということはおわかりですよね ^^)
熱いお湯、冷たい水を交互にふくらはぎに当てるのです。そうすることによって、血管が広がったり細くなったりすることで 血行が促進され、マッサージをしたのと同じ効果が得られます。
熱すぎたり、冷たすぎる必要はありませんよ。1分くらいずつを交互に何回か繰り返してくださいね。
● ツボも同時に刺激する
また、足にあるむくみや疲労回復効果のあるツボにシャワーのお湯を当てて刺激するのもいいですよ。
シャワーを持つ手と反対の手で押す、ということもできます。ツボの位置は上の画像を参考にしてくださいね。
関連記事⇒「足のツボと効果!」
● 足と手を組んで足首を回す
左足と右手、という風に 反対側の足の指と手の指を組んで、足首をやわらかく回しましょう。
回す方の足を、もう一方の足のひざの上に置いて回すとやりやすいです。
日中は靴の中でかなり窮屈な状態になっている足ですから、相当疲労がたまっています。先の細い靴や、ヒールの高い靴を履いている方は、特にそうでしょう。
手の指を足の指の間に入れて足首を回すことで、硬くなった足先や足首をほぐし、たまっている疲労を回復させることができます。
ついでに 足の裏を刺激して、硬くなった部分をほぐすのもオススメです。足の裏には体の各臓器につながっている反射区が集まっていますので、痛みのあるところを特に優しく丁寧にほぐしてあげると 不調が改善できますよ。
また、かかとにある眠気を誘うツボを押すとぐっすり眠れます。
足のツボ(反射区)に関しては、こちらで詳しくご紹介しています。
● 炭酸ガスの泡で血行促進
お風呂に入浴剤をいれるなら、炭酸ガス入りのものをおすすめします。炭酸ガスが皮膚に浸透し、 血管を広げてくれますので、血行がよくなるからです。
また、入浴前に炭酸水を飲んでも同じ効果が得られます。脱水症状を防ぐこともできるので、一石二鳥ですね。
炭酸水は、普段から水やお茶のかわりとして飲むと、いろんな効果があるので、おすすめですよ。
関連記事⇒「炭酸水のすごい効果!」
★お風呂上がりに足の疲労を回復させる
お風呂からあがって、まだ元気がある、という方や、足の疲労が十分に回復できていないと感じる方は、次の3つの運動がおすすめです。
● つま先トントン運動
● 足フリフリ運動
● 足のストレッチ
● つま先トントン運動
ひとつめは、つま先トントン運動です。やり方は簡単です。
床に足を伸ばして、左右の足をぴったりつけて座ります。
足の先を大きく逆八の字に広げ、次にお互いの足をトンと合わせます。
これを早く何回も繰り返すのです。この運動はちょっときついかもしれませんが、慣れれば足の疲労回復にとても効果がありますよ。
● 足フリフリ運動
もう一つご紹介しましょう。
足フリフリ運動です。
仰向けに寝ころび、足と体が90度になるように、足を真上に伸ばします。この状態で、足をぶらぶらフリフリします。
これもちょっとハードかもしれませんが、疲労回復に役立ちます。手も上にあげて同時にすると、手の疲労も回復できますよ。
● 足のストレッチ
このほかにも足を延ばすストレッチは、足の疲労回復にとっても効果があります。
特に足の後ろを伸ばすストレッチをおすすめします。
足の後ろ側はしっかり伸びていないことが多く、 エネルギーがしっかり通っていないことが多いからです。
冷え性の方や、かかとがカチカチになってしまう方は、 歩くときに足の後ろが伸びていない、ということが考えられます。
足の後ろが伸びていない歩き方は、バランスが悪く、太ももにぜい肉がたくさんついたり、腰をいためたりすることにもなります。ヒールの高い靴を履いている方は特に注意してくださいね。
上のイラストにあるような姿勢で、足が床に着くくらい足をしっかり延ばして、足首も90度に曲げると、凄く効果があります。
できる方は、手で足の先をもって、さらに足の裏を伸ばしてみてください。足の先から 腎臓にかけての血流がよくなるだけでなく、 背中や首の筋肉も伸ばされるので、全身の疲労を回復する効果があります。
座った姿勢で、足を延ばし上体をたおす、という方法でも大丈夫です。
ストレッチのやり方はこちらでもいろいろご紹介しています。
★仕事の途中で足の疲労を回復する方法
仕事の途中だって、足の疲労を回復させることはできますよ。
● かかとを軸にトントン運動
● 足をあげて休憩ポーズ
● 足の疲労を回復するツボを押す
● かかとを軸にトントン運動
かかとを軸にトントン運動は、とっても簡単です。ですが、ヒールの高い靴を履いている方には、ちょっと不向きです。
やり方は、
かかとを軸にして、つま先を、1、2、1、2とリズミカルに上下させるだけです。立っているときにも座っているときにもできますよ。
左右両方の足で同時にやった方が、ふくらはぎの疲労回復には効き目がありますので、頑張ってやってみてくださいね。
● 足をあげて休憩ポーズ
足をあげると言っても、椅子の上に足をのせるだけです。座っている姿勢から、片方の足を曲げてお尻の横に置きます。
人は足がだるくなると、足を組みたくなりますが、それを少し大胆にした形が、足をお尻の横に置く、という方法です。
これは、ふくらはぎの疲労回復になるだけでなく、太ももの筋肉が伸ばされることで、太ももの血行もよくなりますよ。
片方ずつ、交互に1分くらいずつ乗せましょう。
● 足の疲労を回復するツボを押す
足にはたくさんのツボがあります。
中でも「 飛陽(ひよう)」というツボは、疲れがたまると痛みが現れやすいツボです。逆に足が疲れているときにこの「飛陽」を刺激することで、疲労を回復することができるのです。
「飛陽」の位置は、外くるぶしの後ろにあるへこみから、指の巾4本分上にあがったところです。
初めは軽く押して、慣れてきたら少し力を入れて押してみてください。両足を同じように押してくださいね。
まとめ
いかがでしたか。
足の疲労は回復しそうですか。
一日頑張った足の疲労を回復する方法のおさらいです。
お風呂の中で、
● シャワーを使ってマッサージ
● ツボも同時に刺激する
● 足と手を組んで足首を回す
● 炭酸ガスの泡で血行促進
お風呂上りに
● つま先トントン運動(逆八の字)
● 足フリフリ運動(上にあげて振る)
● 足のストレッチ(おもに足の裏を伸ばす)
仕事の途中にも
● かかとを軸にトントン運動(つま先を上下に)
● 足をあげて休憩ポーズ(片足ずつ椅子の上に)
● 足の疲労を回復するツボを押す(ふくらはぎの下あたりの飛陽)
毎日ちょっとずつでも、何か一つでもやるだけで、ふくらはぎや足の疲労回復に役立ちますので、ぜひ続けてやってみてくださいね。
睡眠も、とっても大切ですよ ^^)