体の末端がこんなに冷たいと、心配ですよね。
末端型の冷え性は、熱を発生する力が弱かったり、熱を運ぶ力が弱かったりすることが原因で起こることが多いのです。
今回は、末端型の冷え性の原因を見ていきましょう。
改善するための簡単な方法もぜひ、参考にしてくださいね。
手足が冷える四肢末端型冷え性の原因
手足が冷たい、という四肢末端型冷え性の原因は、体の大切な機能が正常に働いていないという、サインです。
自律神経の乱れが原因でおこる末端型冷え性
通常、私たちの身体は、外の気温がどうであれ、体温は一定になるようになっていますよね。
暑い夏には汗を出して、身体から熱を出しますし、寒くなるとなるべく身体から熱を外に出さないようにして、体温を保とうとします。
寒い時にブルブル体がふるえるのも、振動によって熱を起こしているからなのです。
熱の出入り口である血管を、縮めたり広げたりして調節しているのは、自律神経です。
自律神経がきちんと働かなくなってしまうと、「気温が下がると身体も冷える。」なんてことに、なってしまいます。
これが、四肢末端型冷え性になる原因の一つです。
末端型冷え性は熱を発生させられない!?
もう一つの四肢末端型冷え性の原因に、熱を作り出す力が弱っている、ということがあります。
熱を作り出すために必要なモノは、筋肉と糖質、ミネラルやビタミンなどの栄養素です。
熱の元となる糖質を、熱やエネルギーに変えるのが、ミネラルやビタミンで、筋肉の中で一番多く作られます。
筋肉量が、男性よりも少ない女性に冷え性の人が多いのは、このためでもあります。
末端型冷え性は、血液を循環させる力が弱い
また、せっかく熱を発生させることができても、それを足や手の隅々まで運ぶことができなければ、その部分が温められない、ということになります。
末端の冷え性は、血液の流れが悪くなっている、という状態です。
四肢末端型冷え性の対策・改善する方法
末端型冷え性の対策・改善方法をご紹介します!
自律神経を整えて冷え性対策
自律神経が正常に働くためには、身体にかかる色いろなストレスを取り除くことが肝心です。
ストレスと言っても、精神的なものばかりではありません。
温度の急激な変化や、食べ物によるストレス、身体のゆがみも自律神経に負担をかける要因です。
● 部屋を冷やしすぎたり、暖めすぎたりしていませんか。
● 添加物のたっぷり入った食事ばかりを、続けていませんか。
● 栄養はバランスよく採っていますか。
● 運動やストレッチを適度にやっていますか。
このようなことを、チェックしてみてください。
気になることがあったら、改善して、冷え性にならないよう対策しましょう。
自律神経が乱れる原因や対処法についてはこちらでも詳しく説明しています。
熱を発生させてエネルギー代謝を高めよう!
冷え性対策は、運動で熱を作る
次に、熱をたくさん作り出し、冷え性を改善する方法を見ていきましょう。
まずは運動です。
適度に運動をして筋肉を元気にし、冷え性対策をしましょう。
熱は筋肉の中で作られることが多いですから、筋肉を活性させることで、熱の発生を促します。
少しずつ、毎日続けられる運動がいいですね。
それにはウォーキングやストレッチがオススメです。
ウォーキングなら始めやすいですよね。
いつも自転車で行っているところを、歩いて行ってはいかがでしょう。
エスカレーターを使わずに、歩いて上り下りするのもいいですよ。
また、ストレッチも末端型冷え性の対策・改善にはとてもいい方法です。
様々なストレッチのやり方はこちらで、ご紹介しています。
「ストレッチのやり方と効果【まとめ】お風呂上りがチャンスです!」
血液の流れをよくして、末端型冷え性を改善する
そして、末端型冷え性を改善・対策するための方法の最後は、血液の流れをよくすることです。
血液の流れを悪くしていることがないか、チェックしてみましょう。
スニーカーなどを履いて冷え性対策しましょう
● キツイ靴を履いて血液の流れを妨げていませんか。
オシャレはとってもいいことですよね。
ですが、血液の流れを悪くし続けると、いいことはありません。
スニーカーのオシャレを楽しんだりするのもいいですよ。
関連記事⇒「スニーカーの形は何種類? スリッポンってスニーカー?」
また、足の指の運動は冷え性対策に効果的です。
足の指を広げたり、丸めたりする運動です。
太ももやふくらはぎの後ろを伸ばすストレッチも、冷え性対策としてとても効果があります。
カチカチしたかかとの乾燥も解消できますよ。
太もも、ふくらはぎの後ろを伸ばすストレッチのやり方はこちらを参考にしてください。
ストレッチのやり方と効果【まとめ】お風呂上りがチャンスです!
キツイ下着も要注意です
● また、キツイ下着も血行を妨げてしまいます。
冷え性を改善するために、身体の線は鍛えることで、キレイを維持しましょう。
四肢末端型冷え性を改善する食べ物
末端型冷え性の対策・改善に効果的な食べ物もご紹介します。
糖質や脂質、タンパク質を熱に変えるのはビタミン・ミネラル
ミネラルやビタミンには、食べた糖質を熱やエネルギーに変える大切な働きがあります。
ミネラルやビタミンが不足していると、熱を発生させる力が弱くなるのです。
末端型冷え性を改善したい方も、そうでない方も、ミネラルやビタミンは、毎日マメに採る必要があります。
ミネラルを含むたべものなど、こちらで詳しくご紹介しています。
「痛い!睡眠中に足がつる原因は栄養不足!?これが足りてません!」
糖質・脂質の代謝に必要なものに、ビタミンB2があります。
ビタミンB2を多く含む食べ物は
うなぎ・豚レバー・鶏レバー・牛レバー・牛乳
などです。
そして、タンパク質の代謝には、ビタミンB6が使われます。
ビタミンB6を含む食べ物には、
バナナ・牛レバー・かつお・まぐろ・さんま
などがあります。
また、ミネラルを多く含んだミネラルウォーターや炭酸水は、ミネラルを効果的に摂ることができますので、末端型冷え性の改善に効果的です。。
こちらで、ご紹介しています。
陽性の食べ物が末端型の冷え性を改善する
食べ物には、体を温める作用のある陽性の食べ物と、体を冷やす作用のある陰性の食べ物があります。
基本的に、熱い国や地方で採れるものには、体を冷やしてくれる効果のあるモノが多く、寒い国や地方で採れるものには、体を温かくしてくれる効果のあるモノが多いのです。
末端型冷え性の方は夏でも、体を冷やす食べ物は控えて、体質を改善した方がいいかもしれませんね。
体を温める食べ物・しょうが
体を温める代表的な食べ物、と言えばしょうがですよね。
しょうがの入ったうどんのお汁を、水溶き片栗粉でとろみをつけていただくと、本当に体がすごく温まります。
しょうがは、中華料理にはもちろん、味噌汁に入れてもいいし、肉料理、チャーハンなどに入れてもおいしいですよね。
その他の体を温める食べ物
その他に、体を温めて末端型冷え性を改善する食べ物に、
かぼちゃ・たまねぎ・にんにく・にら・ねぎ・赤唐辛子
ごぼう・にんじん・だいこん・かぶ・白菜・赤ピーマン
ブロッコリー・ピーマン・ごま・切干大根
豆類
いも類
もち米
青魚(アジ、イワシ)・ウナギ・まぐろ
などがあります。
アルカリ性食品が血液の流れを改善する
また、血液の流れはとても大切で、血液には、筋肉で発生させた熱を運ぶ役目があるので、いつもサラサラの状態にしておくことが大切です。
血液をドロドロにする原因
血液がドロドロになる食べ物は、脂っこいものや甘いものです。
また、水分不足やストレス、喫煙も血液をドロドロにしてしまう要因なんですよ。
末端型冷え性の人は、しっかり対策しましょう。
じつは、静電気もとても関係しています。
静電気体質は改善した方がいいのですよ。
こちらで詳しく解説していますので、よかったら参考にしてください。
血液の流れを改善する食べ物
アルカリ性の食べ物には、血液をサラサラにし、血行、冷え性を改善する効果があります。
アルカリ性の食べ物
アルカリ性の食べ物には
ごぼう・こんにゃく・人参・山芋・れんこん・玉ねぎ
かぼちゃ・にら、大根・長ネギ
味噌・梅干・たくあん
などがあります。
まとめ
いかがでしたか。
末端型冷え性の対策・改善方法をまとめると、
● 運動などで筋肉を元気にし、
● ビタミン・ミネラルや体を温める食べ物をできるだけ毎日とって、
● キツイ靴は毎日履かない、
ということです。
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