つらい頭痛の原因には、血管が関係していることが多いです。
そして、血管に作用を及ぼす原因には、いくつかのことが考えられ、それは、私たちの何気ない行動にあります。
頭痛の原因になることを見ていただくと、思い当たることがあるかもしれませんね。
今回は、頭痛の原因についてです。
頭痛によって引き起こされる吐き気についても見ていきましょう。
この記事の目次
頭痛の原因は血管の拡張?
頭痛は、頭の中の血管が拡がることで、血管に絡まるように存在する「三叉神経」が圧迫されることによって起こります。
では、その痛みの原因、血管の拡張はなぜ起きるのでしょうか。
アルコールの摂取
アルコールには血管を拡張させる物質が含まれています。
それに、アルコールは脱水症状を引き起こすので、脳が下がり、神経を圧迫して、頭痛になります。
改善方法
アルコールを飲むときは、水も一緒に飲むようにしてください。
二日酔いの頭痛を解消する方法は、こちらで詳しくご紹介しています。
目の疲れ
目の使いすぎ、見えにくい環境での目の酷使、などが原因の目の疲れは、目の周りの筋肉を緊張させて、血管を収縮させ、目の奥の痛みや頭痛をひきおこしてしまいます。
また、パソコンを瞬き(まばたき)をあまりせずに見つめ続けたりすることで起きる目の渇き、ドライアイも、目を疲れさせ、頭痛の大きな原因になっています。
改善方法
意識して、瞬きをしたり、頻繁に目を休めて、ツボを刺激するなどして、血液の循環を良くしたり、目が乾燥しないようにすることが、大切です。
目の疲れをとるツボをこちらでご紹介しています。
また、ドライアイについては、こちらで詳しくご紹介しています。
「ドライアイの症状を見逃さないで!目が乾くのは非情だから?」
過度のストレス
身体が緊張している、ストレスを感じている時は、交感神経の働きで、血管が収縮します。
血管を縮めて、心臓や脈を早く動かして、いわば狩りに行くような状態を身体に作ります。
いつでも瞬時に動き出せるような状態を、身体に作るイメージです。
縮まった血管は、今度は急激に広がろうとします。
広がった血管が神経を刺激して、頭痛が起きるというわけです。
この刺激は、血管に炎症を起し、その炎症が原因でさらに血管が広がるという、悪循環が起きてしまいます。
吐き気のメカニズム
また、この刺激は、視覚や聴覚、臭覚を司る神経や、吐き気などをコントロールする神経にも伝わります。
頭痛がある時に、吐き気や嘔吐があるのはこのためです。
光や音や匂いにも敏感になります。
痛みが来たら、早めに対処することが大切になります。
改善方法
ストレスを感じている時に、炭酸水を飲んでみてください。
収縮している血管を広げる効果があります。
炭酸水の凄い効果はこちらでご紹介しています。
睡眠の質の悪さ
あなたは寝ているときに歯ぎしりをしたり、寝汗をかいたり、ということはありませんか。
寝ているときにも緊張する、ということがあるんです。
寝る前の食べ物が原因で起こることがあります。
糖分を多く含む、血糖値を上げる食べ物を、とっていませんか。
血糖値はグンとあがると、次はガクンと下がります。
そのときに頭痛が起きることがあります。
改善方法
寝る前の糖分の撮りすぎに注意してください。
寝る前にお腹がすいたときは、糖分の少ない豆腐やチーズを食べるようにしてください。
詳しいことはこちらで、ご紹介しています。
「疲れが取れないのは、寝る前のこんな行動に理由があった!?」
熱中症
また、体温は血管を広げたり、収縮したりすることで、外の気温に対応するようになっています。
熱い時は血管を広げて汗を出して、熱を放出します。
この作用が全身でできている人は、体温調節が上手にできている人です。
逆に、首から上に汗をかきやすい人は、首から下の汗腺が上手く働いていないために、熱中症になりやすく、頭痛も起きやすいと言えます。
改善方法
この場合、全身の汗腺を働かせることが、頭痛を改善する有効な方法です。
首から上に集中して汗をかく理由や、改善方法はこちらでご紹介しています。
内蔵型冷え性
また、身体の表面や手足は暖かいのに、内臓が冷えているという、内蔵型冷え性の人も、肌表面近くの血管が膨張しやすく、頭痛が起きやすいと言えます。
改善方法
冷え性を改善して、頭痛が起きないようにしましょう。
内蔵型冷え性については、こちらで詳しくご紹介しています。
「手足が熱いから冷え性じゃない!は間違い!?内臓型冷え性の危険性。」
寒さ
寒くなると、肩に力を入れて、身体を丸めてしまいがちになります。
こんな時は筋肉が固くなって、筋肉の中を通っている血管を圧迫して、血液の流れを悪くしてしまいます。
血液の流れが悪くなると、血管の収縮や膨張の原因になります。
改善方法
必要のない時にまで、力が入っていないかチェックしてください。
力みすぎによる頭痛に関しては、こちらでもご紹介しています。
「疲れやすい、頭痛の原因は無駄な力みからも。基本的改善方法5選。」
姿勢
普段の姿勢が悪いことも、血液の循環に悪影響を及ぼし、頭痛の原因になります。
改善方法
ストレッチを生活に取り入れて、筋肉をやわらかくし、血液の流れをよくしましょう。
ストレッチは、姿勢を良くする効果もありますよ。
ストレッチのやり方はこちらで色いろご紹介しています。
「ダイエット、腰痛を改善する効果があるストレッチのやり方まとめ。」
寝すぎ
寝ているときは、自律神経の中の副交感神経が働くので、血管は広がります。
ストレスがかかりすぎる日中も身体にはストレスですが、長時間の睡眠もまた、身体にはストレスです。
身体はバランスが大切なんです。
バランスが失われると、血管をコントロールしている自律神経に乱れが生じます。
自律神経を正常に保つことが大切です。
改善方法
この場合の頭痛は、自律神経を整えることが頭痛解消に効果的です。
自律神経の乱れをこちらで分かりやすく説明しています。
まとめ
いかがでしたか。
あなたに思い当たる原因は、ありましたか。
頭痛ってほっんとうに辛いですよね。
でも、生活や身体を改善することで、頭痛が起きないようにすることは出来ます。
〇 目が疲れないようにしましょう。
〇 足りない栄養素があったり、とりすぎる栄養素がないようにしましょう。
〇 ストレッチや運動をして血液の循環を良くしましょう。
〇 身体が歓迎しないものは、なるべくとらないようにしましょう。
アルコールやタバコのことですね。
〇 冷え性などは改善する努力をしましょう。
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