風邪で喉が痛い!かゆい!そんな時はつらいですよね。
また、声がでない、違和感を感じる、たんが出る、なんていうこともあります。
体の免疫機能がウイルスや菌と、喉で戦っているために、喉に異常がおきているものと考えられます。
今回は、免疫機能を助け、喉の異常や風邪を早く治す方法をご紹介します。
この記事の目次
風邪の菌が喉にいる間に追い出そう!
風邪かな!? 喉が痛い、喉に違和感がある、かゆい、たんが気持ち悪い!
と思ったら、まずはすぐにうがいをしてください。
風邪の菌やウイルスが喉にいる間に、うがいで体から追い出してしまいましょう。
たん、喉がかゆい、喉が痛いのはなぜ?
体の免疫機能は、まず喉で風邪の菌やウイルスと戦います。
戦った後の免疫細胞の残骸がたんです。とても白かったりします。
免疫細胞は、ウイルスを攻撃するための物質を出して、激しく戦います。
その物質が喉の痛みやかゆみの原因です。
また、免疫機能は血管を膨らまして、喉をせまくし、風邪の菌やウイルスの進入を防ごうとしますので、声がでない、などの症状があることもあります。
ウイルスが喉の奥に侵入してしまうと!?
喉で風邪のウイルスを食い止めることができなかったら、ウイルスはさらに喉の奥へと侵入してきてしまいます。
そうなってしまうと、さらに熱を出して、風邪の菌やウイルスと戦うことになります。
それでも、風邪の菌やウイルスを死滅させることができなかったら、風邪の菌やウイルスは肺へと進入してしまいます。
それが、肺炎ですね。
そうならないために、風邪の菌やウイルスが喉にいる間に、頑張って追い出してしまいましょう。
早めのうがいが大切です!
最強のうがいぐすりの作り方
喉の風邪にきく、うがい薬の作り方をご紹介します。
濃い目に入れたお茶(日本茶)に、塩をひとつまみ(小さじに半分くらい)入れます。
これでOKです。
塩は、天然のものをお使いくださいね。
うがいのやり方
正しいうがいの仕方を、ご説明します。
1. 口の中の食べかすや、有機酸をとるために、まずはお茶を口に含み、前を向いてよくクチュクチュして、吐き出します。
2. 再びお茶を口に含み、今度は天井と顔が平行になるくらい、しっかり上を向いて、喉を大きめに開けるようにして、「あー」といいます。
喉の辺りがキレイになっている、というイメージをしながら行ってください。
15秒間行ったら、いったん吐き出します。
3. 3回目のうがいです。
2回目と同じようにやってください。
これで修了です。
番茶+塩うがいの効果
お茶には、抗菌作用のあるサポニンとカテキンが含まれています。
塩にも、抗菌作用がありますよね。
また、さらに強力なうがい液を作りたい方は、「お酢」を加えてください。
お酢は、塩では死なないような菌も、やっつける効果があります。
ティースプーンに一杯程度のお酢をお茶に加えてください。
お白湯(さゆ)+塩+酢、などでもOKですよ。
梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)でウィルスを抑えこむ
風邪に効く最強の飲み物、梅醤番茶をご紹介します。
材料 (1人分)
梅干し 1個
しょうが 1片
しょうゆ 小さじ1/3~1/2程度
番茶 適量
つくり方
1. お湯飲みの中に種を取った梅干しと、しょうゆを少々入れて、割り箸の太いほうなどで、梅干をつぶしながらよく練ります。
2. すりおろしたしょうがを適量加えて、さらに練りこみます。
3. お湯飲みに、あったかい番茶を注ぎ、練ったものとお茶を混ぜして、完成です。
梅醤番茶がなぜいいの?
梅には塩と、疲労回復に効果のあるクエン酸が含まれています。
醤油には菌の増殖を抑える働きがあります。
また、生きた酵素が入っている「天然醸造しょうゆ」は、さらに身体の調子を整えてくれる効果がありますよ。
しょうがには、解熱、消炎、消化促進、殺菌、発汗などの働きがあります。
● 熱がある時は、ここに大根おろしを加えるといいですよ。
● せきやたん、鼻水、鼻づまりがある時は、レンコンをすって加えてください。
レンコンの粉末も売られていますので、利用してもいいですね。
番茶にはカフェインが含まれていますので、寝る前はお茶をお白湯(さゆ)に替えるなどしてください。
また、カフェインをほとんど含んでいない3年番茶もいいですね。
また、ルイボスティをご存知ですか。
生産地のアフリカでは「奇跡のお茶」なんて呼ばれている、カフェインが全然入っていないお茶です。
ミネラルも豊富で、普段の飲み物としてもとってもおすすめです。
スーパーやコンビニでも売っていますよ。
ただし、飲みすぎには注意してください。
関連記事⇒「ルイボスティーはカフェインゼロで、すごい効果!」
☆ 梅醤番茶は二日酔いの緩和や、疲労回復、冷え性改善にも効果がありますよ。
熱が上がりすぎたら下げる
もし、熱がでて、38.5度くらいを越えたら、下げましょう。
効果的な熱の下げ方をご紹介します。
用意するもの
小さめの保冷剤、薄手のタオルハンカチかフキン、輪ゴム
冷やし方
1. 小さめの保冷剤をハンカチなどで包み、輪ゴムで止めます
2. 脇に、包んだ保冷剤を当てて、脇を締めます。
これでOKです。
なぜ体温は上がるの?
風邪をひいた時に体温が上がるのには、2つの理由があります。
熱によってウィルスの増殖を防ぐためと、ウィルスを退治しようとする白血球の活動が活発になるからです。
熱が出てきたからといって、薬などですぐに熱を下げようとするのは、オススメできません。
ですが、体温が上がりすぎるのはよくありません。
38.5度を越えたら、冷やしましょう。
なぜ脇の下がいいの?
体温を下げるためには、大きな血管を冷やすことが有効です。
大きな血管を冷やせば、身体全体の体温を下げることが出来るからです。
大きな血管は、脇の下にあります。
ほかには、足の付け根やおへそより少し上の部分にあります。
小さめの保冷剤はケーキを買った時などについていますよね。
または、100均でも売っています。
スポーツドリンク+炭酸水で脱水症を防ぐ
風邪をひいた時には、特に水分補給が大切です。
スポーツドリンクを炭酸水で割ったものを、水分補給に利用してください。
スポーツドリンクは、体内への吸収がいいように設計されていますが、糖分が多めに入っています。
ですので、炭酸水と割って飲むことをオススメします。
炭酸水は、血管を広げて、血液の循環を良くする働きがありますので、効果的に水分補給ができるというわけです。
炭酸水は普段から飲む習慣をつけておくと、便秘や肩こりの解消にいいので、とってもオススメです。
関連記事⇒「炭酸水は習慣にしないと損ですね。」
ただし、下痢をしているときや、お腹が弱い人は飲まないで下さい。
スポーツドリンクも炭酸水も冷やさずに、常温で飲んでください。
体は、冷たいものが体内に入ってくると、体温と同じ温度に温めるためにエネルギーを使います。
体力が必要な時に、エネルギーを消費してしまうのはよくありません。
また、スポーツドリンクを単独で飲むなら、程よく温めて飲むと、身体が温まります。
経口補水液もおすすめです
また、経口補水液もオススメです。
経口補水液は「飲む点滴」と言われるくらい体内への吸収がバツグンです。
経口補水液は、スポーツドリンクに比べて、塩分が多めで、糖分は少な目です。
スポーツドリンクや経口補水液は、日常で飲みすぎないように注意してください。
脱水症さえ防いでおいて、後はぐっすり寝れば、身体は元気になっていますよね。
部屋の乾燥を防ぎましょう
部屋が乾燥していると、ウイルスや菌が繁殖しやすい状態を作ってしまいます。
日ごろから、部屋を乾燥し過ぎないようにしましょう。
乾燥を防ぐ方法はこちらで詳しくご紹介しています。
関連記事⇒「乾燥を防ぎましょう!暖房に頼りすぎるとカラカラ。」
まとめ
いかがでしたか。
喉の風邪を早く治す方法は、
● 番茶+塩でうがいをする
● 梅醤番茶を飲む
● 体温が上がったら、保冷剤で脇を冷やす
● スポーツドリンク+炭酸水で水分をしっかり補給する。または、経口補水液を飲む
でした。
早く治りますように。
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風邪をひいても、手洗いは忘れずしっかりしてくださいね(^^)