春雨をダイエットに利用しよう、と考える人は少なくありません。
「でも、春雨のカロリーって低いの? もしかして高いかも!?」なんてちょっと心配になっている人も多いですね。
春雨って白くて透明だから、一見、カロリーは低そうに見えます。
でも、実は...
今回は、春雨のカロリーや栄養について、解説していきます。
この記事の目次
春雨のカロリーは実は高い!?
春雨のカロリーをしらたきと比較
春雨のカロリーは、元になる材料によって若干の違いがあるのですが、100gでだいたい 350kcal といったところです。
100gは、よくスーパーなどで売られている1袋分です。
春雨のカロリーを、こんにゃくのしらたきと比較してみましょう。
しらたきのカロリーは100g、約6kcalなんですよ。
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こうやって比較すると、春雨のカロリーは随分高く感じますね。しらたきなどのこんにゃくはまた、食べ物の中でもかなりカロリーは低い方ですし。
春雨はゆでるとカロリーが低くなる!?
先ほど述べた春雨のカロリーは、乾燥している状態の春雨です。春雨は食べる時にゆでますよね。
じつは春雨はゆでると4倍強くらいの量になり、水分が80%を占めて、カロリーがだいたい1/4くらいになります。ということで、ゆでた春雨の100gのカロリーは約80kcalなんです。
ちなみに、生のうどんをゆでた場合は、100g105Kcalで、そうめんをゆでると100g127Kcalになります。
(ゆでた状態のうどん100gの量は半玉弱くらいで、そうめんの100gは一束弱くらいです。)
こうやってみると、春雨のカロリーもそんなに高くないのかなぁ、という気がしてきますよね。
春雨の原料はデンプン!?
春雨の原料や栄養分もチェックしておきましょう。
春雨の原料は、さつまいもやじゃがいも、緑豆(りょくとう)などの デンプンです。
デンプンとは糖質の一種で、お腹(小腸など)に入ると、ブドウ糖に分解され、エネルギーとして利用されたり、余った分は肝臓に蓄えられたりします。
糖質は炭水化物の一種です。
あの「マロニー」は、じゃがいものデンプンと、とうもろこしのデンプン(コーンスターチ)を配合して作られており、カロリーもだいたい同じくらいです。
春雨は糖質が多い!?
春雨の主な栄養素は糖質で、栄養素全体の84%ほどを占めています。
ゆでた100gの春雨に、19gくらいの糖質が含まれています。
白ご飯と比較してみると、白ご飯100g(お茶椀1杯弱)の糖質の量はだいたい 37gです。
ゆでうどん100gは約21g、油で揚げたカップ麺は100g約54gの糖質を含んでいます。
ついでに、6枚切りの食パン1枚の糖質は 26.8g です。
コーラ500mlでは 56.5g、バナナ1本(100g)は21.4gの糖質が含まれています。
春雨の栄養、効果・効能ってなに?
春雨には糖質のほかに、カルシウムや鉄などのミネラルが含まれており、疲労回復や夏バテ予防に効果があると言われています。
緑豆はるさめの原料である緑豆には利尿作用がありますので、体内の余分な水分を排出し、むくみを防止・改善する効果があると言われています。
また、体内の熱を外に逃がす働きもありますので、夏バテを予防する効果もあると考えられています。
春雨はダイエットには不向きだった!?
春雨をダイエットに利用しようとしている人にとって、春雨が向いているのかいないのかは、微妙なところですよね。
糖質をなるべく摂らないようにしている人にとっては、不向きかもしれません。
でも、麺類が好きでその中でも糖質が少ないものを選びたい、という人にとっては、いい食材と言えるかもしれませんね。食べ過ぎなければ ^^)
まとめ
春雨のカロリーや栄養についてみてきましたが、いかがでしたか。
春雨はツルツルしていて、とてもおいしいですよね。いろんな料理に使えますし、いろんな食材とも合わせやすいです。
春雨をダイエットに利用しようという方は、ぜひいろんな野菜も一緒にとってくださいね。
代謝を促す栄養素を含んでいる食べ物や、腸内環境を改善する野菜や果物などをしっかりとられると、ダイエットにも効果的です。
インスタントのスープ春雨を利用される場合は、塩分のとり過ぎに注意してくださいね。
食べ物のカロリーって、気になりますよね^^)